ソフトバンク、関西のネットワーク障害はソフトウェアが原因


 ソフトバンクモバイルは、5月25日~26日にかけて関西地域で発生したネットワーク通信障害について、原因がソフトウェアの障害によるものだったことを明らかにした。

 25日にネットワーク通信障害が発生した原因は、基地局と交換機を結ぶATM伝送装置の制御ソフトウェアが障害により機能しなくなったため。現在は、該当する装置に対策が施されている。

 今回の通信障害は、5月25日に大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県の一部地域でネットワーク通信障害が発生したというもの。同社の携帯電話サービスが利用しづらい状況となり、障害発生時で最大約7万2700人が影響を受けた。また、完全復旧までに30時間を要するなど、大規模なものとなった。

 総務省は、通信サービスを停止、または品質を低下させた事故について、「影響利用者数3万以上かつ継続時間2時間以上のもの等」を「重大な事故」と規定しており、同省への速やかな報告と、30日以内の詳細な報告が義務付けられている。ソフトバンクモバイルでは、今回の障害について、26日時点で既に総務省に報告している。

 




(太田 亮三)

2011/5/27 19:13