ドコモの「Xi」、7月より全国主要6都市でサービス開始


 NTTドコモは、LTE方式を採用し、下り最大37.5Mbpsで通信できるサービス「Xi(クロッシィ)」について、7月1日より、東名阪に加えて、全国主要6都市でもサービスを利用できるようにする。

 「Xi」は、これまでの通信技術を発展させた通信規格「LTE」を採用したデータ通信サービス。昨年12月より、東名阪でサービスが開始されていたが、7月1日からは、札幌、仙台、金沢、広島、高松、福岡の6都市でも利用できるようになる。ただし、エリアは各都市の一部で、たとえば福岡では福岡市役所や博多区役所、福岡空港周辺となり、高松では高松空港周辺や香川県庁・高松市役所周辺となる。いずれも、ドコモのWebサイトで具体的なエリアが公開されている。このほか、品川駅の東海道新幹線コンコースでも利用できるようになる。

 Xi対応のデータ通信端末は、FOMAネットワークをサポートしているため、Xiの圏外ではFOMA経由で通信できる。Xi対応エリアでは、下り最大37.5Mbps、上り最大12.5Mbpsで、一部屋内では下り最大75Mbpsで通信できる。ただ、今回拡大される6都市では、7月1日の段階で75Mbps対応スポットはなく、今後、利用動向を見ながら拡大していく。

 



(関口 聖)

2011/5/30 15:53