米HP、webOSタブレット「TouchPad」を7月発売


 米ヒューレット・パッカード(HP)は、ソフトウェアプラットフォームに「webOS」を採用したタブレット端末「HP TouchPad」を米国で7月1日より発売する。カナダや欧州などでも今後発売される。

 「TouchPad」は、9.7インチディスプレイを備え、旧Palm(HPが買収)が開発したソフトウェアプラットフォーム「webOS」を採用するタブレット端末。チップセットにクアルコム製「Snapdragon」(APQ8060)を採用する。大きさは190×240×13.7mm、重さは740g。今年2月に発表され、今回、W-FI版の発売日が案内された。

 価格は内蔵メモリの容量によって異なり、16GB版が499.99ドル(約4万円)、32GB版が599.99ドル(約4万8000円)。米国では7月1日より発売される。7月中旬には英国やアイルランド、フランス、ドイツ、カナダでも発売され、今年後半にはイタリア、スペイン、オーストラリア、香港、ニュージーランド、シンガポールでも販売される。発売に先立ち、北米では6月19日より予約受付が開始される。日本市場での取り組みについて、日本ヒューレット・パッカードは「何も決まっていない」としており、現在のところ登場の予定を含め、コメントできる内容がないとしている。

 あわせてHPでは、米国の通信事業者であるAT&Tとの協力を発表し、3G対応版を今夏後半に提供する。ただし、詳細は別途案内される。

 



(関口 聖)

2011/6/10 14:52