音楽アルバムが購入できるAndroidアプリ「レコチョク」公開


 レコチョクは、Android向けの音楽ダウンロードアプリ「レコチョク」を公開した。アプリはAndroid Market、ドコモマーケット、au one Market、Disney マーケットからダウンロード可能。

 「レコチョク」は、同名の音楽配信サービスから国内外のさまざまな楽曲がダウンロードできるAndroid向けアプリ。従来のアプリよりダウンロード機能が拡充され、1曲毎の楽曲ダウンロードのほか、アルバム単位でのダウンロードにも対応した。楽曲の価格は1曲あたり200~420円。

 さらに、auの「待ちうた」、NTTドコモの「メロディコール」といった電話をかけてきた相手に聞こえる呼出音設定サービスについて楽曲も提供される。シングルやアルバムの中から好きな楽曲を呼出音として利用できる。メロディコールについては6月29日より提供される。

 アプリは、Android 1.6以降のドコモ、au、ソフトバンクモバイル、ディズニー・モバイルの各モデルに対応する。楽曲の再生には、ドコモ版については今回のアプリに含まれる「レコチョクプレイヤー」で、au版についてはKDDIの「LISMO」アプリで、ソフトバンクモバイルおよびディズニー・モバイル版については「音楽・動画」アプリで再生する。

 このほか、無料会員サービス「クラブレコチョク」に入会すると、楽曲ダウンロードやCDやDVDの商品購入時ポイントが貯まる「レコチョクポイント」が利用できる。Web版のスマートフォン用サイトなども用意される。

 レコチョクでは、Android向けの音楽アプリ「レコチョクアプリ」を昨年3月より提供している。今回の「レコチョク」は、「レコチョクアプリ」とは別にリリースされるもの。「レコチョクアプリ」は今後提供が終了する予定で、既存のユーザーがアプリを起動すると、ポップアップ表示で新アプリ「レコチョク」への移行が促される。

 なお、「レコチョクアプリ」でダウンロードした楽曲は、「レコチョク」でも利用できる。ただし、スマートフォンを機種変更した場合には、「レコチョクアプリ」「レコチョク」の両アプリともに楽曲が引き継げない。これまで携帯電話版では、メモリカードを使った楽曲の移行が可能となっており、他社音楽配信サービスでは、マイクロソフトの著作権保護システム「PlayReady」を利用してスマートフォンでの楽曲移行を実現している。レコチョクでも今後、スマートフォンにおける楽曲移行サービスの提供を検討している。


 




(津田 啓夢)

2011/6/20 13:44