コムスコア調査、スマートフォンOSシェアでAndroidがトップに


 コムスコア・ジャパンは、日本の携帯電話の動向を調査し、結果を明らかにした。調査期間は2010年9月、12月、2011年3月。

 調査では、Apple(iOS)とAndroidの利用動向を調べており、2011年3月の時点でスマートフォンのトップシェアがAppleからAndroidに移行している。携帯電話市場全体でも、スマートフォンの利用者数は2011年3月の時点で976万人としており、現在では1000万人を超えていると予測している。

 スマートフォンの利用者数は2010年9月で570万2000人、同12月で697万5000人で、2011年3月には976万4000人となった。このうち、Apple(iOS)は2010年9月で334万7000人、12月で378万7000人で、2011年3月には390万6000人になっている。Androidは、2010年9月で84万1000人、12月で217万4000人で、2011年3月には460万1000人となった。

 一方、コムスコアが明らかにしたスマートフォンの機種別利用ランキングでは、上位5機種に3モデルのiPhoneがランクインするなど、iPhoneシリーズが高い人気を維持している。2011年3月時点で、1位は「iPhone 4」(32GB)、2位は「Xperia SO-01B」、3位は「iPhone 4」(16GB)、4位は「iPhone 3GS」(32GB)、5位が「REGZA Phone T-01C」となっている。

 同社は発表の中で、「スマートフォンは数値の上でも完全に浸透サイクルに入った」とし、東京とそれ以外の地域の浸透度も差が縮まり、「2台持ちというユーザーも確実に減少傾向」にあると指摘している。

 

(太田 亮三)

2011/7/1 16:10