ソフトバンクの「003SH」「005SH」、緊急地震速報に対応


 ソフトバンクモバイルは、シャープ製のAndroidスマートフォン「GALAPAGOS 003SH」「GALAPAGOS 005SH」の2機種向けにソフトウェア更新サービスの提供を開始した。緊急地震速報に対応する。

 今回提供されるソフトウェア更新を適用することで、「GALAPAGOS 003SH」「GALAPAGOS 005SH」では、気象庁が発する緊急地震速報を受信できるようになる。ソフトバンクモバイルの携帯電話では、他社と比べ、緊急地震速報を受信できる機種がかなり限られていたが、今年4月には今後発売される3G端末やスマートフォンで対応する方針が明らかにされたほか、発売済のスマートフォンでも緊急地震速報に対応する方針が示されていた。パケット通信ではなく、一斉同報用の通信規格「CBS」(Cell Broadcast Service)による配信となり、パケット通信の混雑の影響を受けずに配信できる。

 ソフト更新の所要時間は最大20分。対象となるユーザーにはSMSで通知され、そのSMSに記されている日時に自動ダウンロードが行われる。更新後、緊急地震速報については「利用する」という設定とされるが、「利用する」にしているとバッテリー駆動時間が短くなることがある。どの程度短くなるか、ユーザーの利用状況によって異なるため、具体的な数値では明らかにされていないが、ソフトバンクモバイルでは「半減など、極端に短くなることはない」としている。

 緊急地震速報は、地震発生直後に、気象庁が複数の地震計のデータを解析して、一定規模の揺れが発生する可能性があれば発表される。一般向けの緊急地震速報(警報)は、最大震度が5弱以上と予測された場合、震度5弱以上および震度4になるとみられる地域が発表される。なお、公共交通機関などに向けては、震度3以上(あるいはマグニチュード3.5以上)の「緊急地震速報(予報)」も提供されている。その仕組み上、緊急地震速報が強い揺れよりも遅れて届く場合もある。

003SH005Sh

 




(関口 聖)

2011/7/15 11:55