KDDI、モノにチェックインするアプリやiPhone対応の旅アプリ


 KDDIは、スマートフォン向けアプリ「itemloupe(アイテムルーペ)」「ソージャ!ソージャ!」を22日より提供する。

 今回配信されるアプリは、どちらもKDDI社内の若手社員が中心となって、新たなアイデア、実験的なインターネットサービスとして生み出されたもの。「itemloupe」は、さまざまな商品のバーコードを読み取って、その商品(モノ)に関してFacebook、Twitterへ投稿したりコレクションしたりできるスマートフォンアプリ。同社では、コンビニで購入したお菓子の評価やコメントを、同アプリ経由で共有できるとしている。auだけではなく、他社のAndroid 2.2搭載スマートフォンで利用でき、iPhoneにも対応する予定。

itemloupe

 もう一方の「ソージャ!ソージャ!」は、友人など複数人での旅行を計画する際、訪れたい場所を参加予定者がそれぞれ追加して計画を立てられるというアプリ。まずはiPhone向けアプリとして提供され、今後、Android搭載スマートフォン向けにも配信される予定。

ソージャ!ソージャ!

 他社も利用できるようにしたり、iPhone向けから先に提供されたりするなど、従来のキャリアサービスとは異なる姿勢での開始となったことについて、同社では「(8月から開始される)インキュベーションプログラムのKDDI∞Labo(ムゲンラボ)のようなパートナーシップでの取り組みだけではなく、KDDI自身が魅力的なオープンインターネットのサービスを開発し、ノウハウを身につけることが重要と考えた」としている。「KDDI∞Labo」という形で社外の力で、オープンインターネットのモバイルサービスの活発化を図る一方、KDDI自身の取り組みも必要と考え、昨秋からプロジェクトを開始し、オリジナルのアイデアや新技術、開発までのスピード、多様なプラットフォームへの対応といった点を重視して開発を進めたという。

 今後同社では、KDDI∞Laboとの連携も検討する。

 




(関口 聖)

2011/7/21 17:08