ドコモの「spモードメールアプリ」に不具合


 NTTドコモは、7月28日13時に公開したAndroid端末向け「spモードメールアプリ」(バージョン4700)に不具合があることを明らかにした。

 今回明らかにされた事象は、バージョン3400以前の「spモードメールアプリ」でフォルダを作成していると、「バージョン4700」にアップデート後、そのフォルダのメールが「メッセージR」か「ゴミ箱」内の「メッセージR」へ勝手に移動してしまうというもの。ユーザーが作成したフォルダで振り分け設定していると、新着メールも「メッセージR」か「ゴミ箱」内の「メッセージR」に振り分けられる。

 通常のメールが「メッセージR」フォルダに入ると、転送や返信、メモリカードへのコピー、他のフォルダへの移動ができなくなる。また送信者が表示されない。

 同社では、この事象のうち、振り分け設定に関する事象を解消した最新版(バージョン4800)を29日2時に公開している。アップデートすると、「メッセージR」、「ゴミ箱」内の「メッセージR」に設定された振り分け設定が消去される。

 一方、まだ未解決の「メッセージR」へ移動したメールについては、今後、対処が完了次第、アプリを公開する。このバージョンアップでは、「メッセージR」へ移動したメールが「受信BOX」へ自動的に移される。

 ドコモでは、この事象が発生していないかどうか、ユーザーに確認するよう案内するとともに、該当するとしてもメール削除やゴミ箱の全削除をしたり、アプリのアンインストールをしたりしないよう呼び掛けている。

 なお、「spモードメールアプリ」のバージョンは、Android設定メニューの「アプリケーション」一覧から確認できる。

 

(関口 聖)

2011/7/29 21:29