auのシャープ製4機種、不具合解消や機能拡張のソフト更新


IS05
IS11SH

 KDDI、沖縄セルラーは、シャープ製のAndroidスマートフォンのメール関連の不具合を公表するとともに、事象の解消、メール機能のセキュリティ強化、Cメールの機能拡張などを含む端末ソフトウェアを公開した。通信経由でソフトウェアを更新する「ケータイアップデート」が利用できる。

 「ケータイアップデート」の対象となるのは、シャープ製のAndroid端末「IS05」「AQUOS PHONE IS11SH」「AQUOS PHONE IS12SH」と、KDDIが企画しシャープが開発製造した「INFOBAR A01」の合計4モデル。更新内容は各端末ごとに異なる。

メール自動着信に不具合

 不具合は、メールの自動受信に失敗する場合があるというもの。対象となるのは「AQUOS PHONE IS11SH」「AQUOS PHONE IS12SH「INFOBAR A01」の3モデル。なお、自動受信に失敗した場合でも、新着メールの確認で受信が可能だった。最新版端末ソフトウェアを適用することで不具合は解消される。

Cメール機能拡張、メールアイコン変更

 最新版の端末ソフトウェアではCメールが機能拡張され、文字数制限が従来の全角50文字/半角100文字から、全角70文字/半角140文字までに緩和される。CメールはいわゆるSMSのことで、7月13日以降、他携帯事業者とも相互にやりとりできるようになった。全角文字数は各社ともに最大70文字で揃うことになるが、半角文字数は事業者毎に異なっている。

 また、メールアイコンも変更される。通常のメールとCメールが判別しやすくなる。Cメールの機能拡張とメールアイコンの変更の対象となるのは、「AQUOS PHONE IS11SH」「AQUOS PHONE IS12SH「INFOBAR A01」の3モデル。

メールのセキュリティ強化

 Eメールのセキュリティについても変更される。対象となるのは「IS05」「AQUOS PHONE IS11SH」「AQUOS PHONE IS12SH」「INFOBAR A01」の4モデル。メール送受信時の認証方法を強化するとしており、KDDIではその具体的な内容についてはプログラムの変更によるものとして公表を控えている。ユーザーのメール利用については従来と変更はなく、セキュリティに関して「今より良くなる」ものという。

 なお、最新版の端末ソフトウェアを適用後、メールの初期設定操作が必要になる。この初期設定操作を行わなければメールの送受信ができないので注意が必要だ。初期設定後も、現在利用しているメールアドレスが継続して利用可能で、メールが削除されるといったこともない。メールを新規作成すると自動的に初期設定画面が立ち上がり、案内にしたがって設定する。

「INFOBAR A01」のキーボードイメージ追加

 このほか、「INFOBAR A01」には、端末のボディカラーに合わせたキーボードイメージ4種類が追加される。

 各端末の更新作業時間は、「IS05」が最大45分、「AQUOS PHONE IS11SH」と「INFOBAR A01」が最大35分、「AQUOS PHONE IS12SH」が最大40分となる。この間、緊急通報を含む通話や、メール送受信といった携帯電話の操作は受け付けないので注意されたい。


AQUOS PHONE IS12SHINFOBAR A01

 

(津田 啓夢)

2011/8/4 13:09