みまもりケータイ活用の高齢者向け緊急通報ソリューション


 安全センターは、ソフトバンクモバイルとソフトバンクテレコム、山武と協力し、ソフトバンクのZTE製端末「みまもりケータイ 005Z」を活用した自治体向け緊急通報ソリューションを提供する。

 今回のソリューションは、利用者である高齢者が「みまもりケータイ 005Z」の発信ボタンを押すと、安全センターのコールセンターに繋がり、臨床経験のある看護師が24時間365日対応するというもの。緊急搬送が必要と判断されればコールセンターから救急車の出動要請を行う。

 地方自治体などでは、アナログ電話回線を利用した「緊急通報装置」などを導入しており、地域の高齢者に提供している。今回の「みまもりケータイ 005Z」を利用したシステムは、携帯電話である特性を活かして固定電話回線のない環境などでも利用可能で、屋内配線工事も不要となっている。

 安全センターは、「お家でナースホン」といった固定電話型の緊急ナースコールシステムなどを展開している。全国約420の自治体へ提供しており、2011年3月現在、約6満4000人が利用しているという。同社は今後、サービスをモバイルに切り替えていくとともに、導入拡大を図っていく方針。

 

(津田 啓夢)

2011/8/4 15:19