パナ、SDカードで録画番組を持ち出す「ポケットサーバー」


 パナソニックは、レコーダーの「ディーガ」で録画した番組をSDカードで持ち出し、外出先でiPhoneからアクセスして番組を見られる「ポケットサーバー」(DY-PS10)を9月15日に発売する。同社のオンライン販売サイト限定で、価格は1万4800円。

 今回発売される「ポケットサーバー」は、SDカードスロットと無線LAN機能を搭載した小型のメディアサーバー。iOS 4.3以降を搭載したiPhone、iPod touchから無線LAN経由でアクセスでき、ディーガから転送したSDカード内の録画番組を見られる。視聴用の専用アプリ「ポケットサーバープレーヤー」は、9月15日にApp Storeからダウンロードできるようになる予定。

 SDカードは最大64GBのSDXCカードをサポートしており、最大88時間分の番組を持ち出せる。ディーガの録画番組は640×360ドットの高画質モードをサポートする。また、ディーガに記録された写真のほか、パソコンから動画(SD-Video、MP4)、写真(JPEG)、音楽(MP3)ファイルを取り込んで、外部ストレージのように利用することもできる。

 対応するディーガは2010年春モデル以降で、詳細は同社のWebサイトで案内されている。無線LANはIEEE802.11b/gに対応し、セキュリティとしてWPA2およびWEPを利用できる。

 内蔵リチウムイオン充電池で約10時間の駆動が可能。充電時間は約4時間30分。大きさは約66.8×13×117mmで、重さは約82g。

「ポケットサーバー」(DY-PS10)

 

(太田 亮三)

2011/8/9 15:42