ドコモのspモードで通信障害、回復傾向に


 NTTドコモのスマートフォン向けインターネット接続サービス「spモード」において、8月16日11時29分頃から障害が発生している。

 同社では、全国および海外からspモードを利用するユーザー全てにおいて、通信しづらい状況になっていると案内。原因は通信設備の故障とのことだが、詳細は現在調査中。ドコモでは「spモードを利用するために経由するサーバーが故障した」と説明。工事などで障害が発生したものではないとのこと。

 対象となっているのは、最大でspモードユーザー約400万人。現在、故障した設備への手当は済んでいるものの、通信障害に伴って発生した輻輳のため、spモードのセッションが途切れていたユーザーは繋がりにくい状態にある。ちなみに電源のON/OFF、圏外状態、あるいはWi-Fi(無線LAN)接続を行っていると、いったんspモードサーバーとの通信(セッション)は途切れる。

 設備障害への対応は進み、現在は輻輳が解消されるのを待つ状態とのことだが、具体的な復旧目処は立っていない。ただドコモでは「徐々に回復傾向にある」としている。

 

【追記 2011/8/16】
 NTTドコモは、8月16日に発生したspモードの通信障害が、同日18時29分で回復したと発表した。

(関口 聖)

2011/8/16 16:30