6月の携帯出荷数は310万台、四半期ではスマートフォンが3割以上に


 電子情報技術産業協会(JEITA)と情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)は、2011年6月の携帯電話・PHSの出荷実績を発表した。

 6月の携帯電話・PHSの出荷数は309万6000台で、前年同月比は82.5%で、3カ月連続の前年割れ。一方、7カ月ぶりに300万台を超えている。

 2011年4~6月期(2011年度第1四半期)の携帯電話・PHSの出荷数の累計は673万4000台で、前年同期比は72.4%。四半期ごとに集計しているスマートフォンについては、2011年4~6月期の出荷数が215万9000台となり、前年同期比573%と急拡大している。4~6月期の全体の出荷に占めるスマートフォンの割合は32.1%で、3割を超えている。

 6月の携帯電話の出荷数は290万4000台、前年同期比79.1%で、6カ月連続の前年割れ。ワンセグ対応製品は241万1000台で、搭載率は83%となっている。6月のPHSの出荷数は19万3000台、前年同月比234.2%と好調を維持しており、11カ月連続で前年を上回っている。

 なお、JEITAおよびCIAJが発表している出荷実績の調査対象は、国内メーカーとなっている。

 




(太田 亮三)

2011/8/23 12:04