Huawei、チャイナ・モバイル向けにTDD方式のLTE試験網構築


 Huawei(ファーウェイ)は、中国の深センにおいて、チャイナ・モバイル向けにTDD方式によるLTEの試験ネットワークを立ち上げた。2011年夏季ユニバーシアード深セン大会のメインスタジアムと周辺地域にサービスを提供する。

 今回のプロジェクトでHuaweiは、チャイナ・モバイルに対し、試験ネットワークの提供だけでなく、LTE TDD/FDDデュアルモード対応USB型データ通信端末「E398」を含むソリューションを提供する。運用テストは完了しており、110カ所においてネットワークが構築されているという。テスト時の通信速度は、雨天でも60~70Mbpsを記録したという。

 試験ネットワークは、深センのユニバーシアードセンター内の全てのスタジアムと、深セン湾スポーツセンターの屋内競技場をカバーしており、ハイビジョン・ビデオ会議や監視カメラなどが実現するとしている。一般客も、チャイナ・モバイルのLTE TDD試験ネットワークを通じて競技の様子や聖火リレーなどが視聴できる。

 

(津田 啓夢)

2011/8/24 14:57