GfK調査、7月の携帯販売の半数がスマートフォンに


 ジーエフケーマーケティングサービス ジャパン(GfK)は、2011年7月における携帯電話の販売動向レポートを発表した。

 同調査によれば、7月の携帯電話の販売数は、前年より15%増加した。これは2008年の割賦販売制度導入後では、最も高い成長率になるという。その要因としてデザインなどで幅が広がり、テンキー搭載モデルも登場するなど、選択肢が増加したスマートフォンの存在が挙げられている。

 今回の調査では、7月の販売数全体のうち、49%がスマートフォンになった。これまでは、携帯電話専門店のほうが家電量販店よりも、スマートフォンの占める割合が低かったとのことだが、7月には携帯電話専門店におけるスマートフォン率が高まった。家電量販店では、周辺機器が充実していたり、店舗独自ポイントが割り当てられたりすることでスマートフォンを選びやすい一方、携帯電話販売の7割は専門店が占めている。GfKでは「携帯電話専門店では体験コーナーを設置するなど、スマートフォン販売に向けた売り場作りが進んだ」と指摘している。

 

(関口 聖)

2011/8/26 11:36