MMD研究所、スマートフォンの3G回線の速度調査


 MMD研究所は、2011年8月22~29日にかけて、スマートフォンの3G回線の地域別調査を実施し、その結果をまとめた。

 調査に使用した端末は、NTTドコモの「GALAXY S SC-02B」(サムスン製、2010年10月発売)、auの「IS11SH」(シャープ製、2011年6月発売)、ソフトバンクモバイルの「iPhone 4」(アップル製、2010年6月発売)の3モデル。計測には、iPhone/Android向け速度計測アプリ「Speedtest.net Mobile」を利用し、平日14時~18時に各3回計測し最速値を記録した。調査地域は、東京が3スポットのほか、札幌、仙台、石川、名古屋、大阪、高松、広島、福岡エリアは各2スポットとなる。

 MMD研究所が合計19スポット、それぞれ上りと下りの速度を計測した結果、大部分の地域でauの通信速度が最速だったという。下り回線については、ドコモとソフトバンクがauを上回ったところは各1スポットに留まり、上りはドコモが4スポット、ソフトバンクが1スポットでauを上回った。このほか調査では、3G回線ではないWiMAXについても速度を計測しており、参考値としてまとめている。

 

(津田 啓夢)

2011/9/5 17:04