ドコモ、スマートフォンなど7機種でソフト更新


 NTTドコモは、「AQUOS PHONE f SH-13C」「F-12C」「MEDIAS N-04C」「N905iBiz」「N906iL onefone」「N905i」「N905iμ」の7機種について、それぞれ不具合があるとしてソフトウェア更新サービスの提供を開始した。

 「AQUOS PHONE f SH-13C」では、自動更新と設定していても、ソフト更新がまれに自動的に実施されないことがある事象や、ブラウザで新規ページを表示する際、既に開いているウィンドウが正常に動作しないことがある事象が報告されている。また、ワイヤレスチャージャーに携帯電話を置くと、ワイヤレスチャージャー側のLEDは点灯しても、携帯電話側は充電中ながらLEDが点灯しないという事象も改善される。

 「MEDIAS N-04C」では、ブラウザで新たなページを表示する際、まれに既に開かれているウィンドウが正常に動作しないことがある。22日10時から提供されている、OSバージョンアップにより解消される。

 「F-12C」では、電源をONにしたとき、携帯電話本体がフリーズして再起動することがある事象、画面表示が消えているときにホームボタンを押しても画面が点灯しないことがある事象、ブラウザで新規ページを表示する際、まれに既に開かれているウィンドウが正常に動作しないことがあるという事象の計3つが改善される。なお、インターネット上で、一部のユーザーから「F-12C」のソフト更新適用後、不具合が発生したとの報告もあるが、これについてドコモでは「現在確認中」としている。

 これら3機種で共通する「ブラウザで新規ページを表示する際、まれに既に開かれているウィンドウが正常に動作しないことがある」という事象について、ドコモでは「Android特有の事象」との認識を示しており、準備が整い次第、他のAndroidスマートフォンでもソフトウェア更新を提供する。

 このほかNEC製の「N905i」「N905iμ」「N905iBiz」「N906iL onefone」の4機種では、iモード通信で画像ファイルのアップロードができないことがある、という事象が改善される。

【追記 2011/9/22 18:39】
 ドコモでは、「F-12C」のソフトウェア更新について、いったん延期することを明らかにした。一部ユーザーから更新後、不具合が生じているとの報告を受けたものの、事象そのものは現在も確認している最中で、更新による不具合が発生するかどうか確定はしていないが、予防的な措置として延期することにした。既に手動による更新は行えないようになっているとのこと。

【追記 2011/9/22 22:18】
 ドコモは「MEDIAS N-04C」のOSバージョンアップファイルについても、更新後に不具合が発生するとして、提供を一時停止した。本誌では詳細を別記事にしている。

 

(関口 聖)

2011/9/22 14:30