13メガカメラ、防水防塵フィーチャーフォン「F001」


F001(ラズベリーレッド、右はキーイルミ点灯時)

 「F001」は、充実したカメラ機能を搭載し、7色のカラーバリエーションが用意された富士通東芝モバイルコミュニケーションズ製折りたたみ型端末。端末は最新のKCPが搭載され、チップセットはクアルコムの「QSD8650」となる。10月下旬以降に発売予定。新規契約時の実質販売価格は、毎月割適用時で3万円台となる見込み。

 幅広いユーザーをターゲットとしたモデルで、ボディカラーは、ラズベリーレッド、スノーフレークホワイト、フレンチシェルピンク、ハニーゴールド、ブライトアクアマリン、オーシャンブルー、ピアノブラックの7色となる。カラーリングは、アメリカのアクリル絵具ブランドである「Liquitex(リキテックス)」とコラボレーションしたもので、カラーに合わせたインターフェイスなどが用意される。

 IPX5/8クラスの防水、IP5Xクラスの防塵性能を実現している。メインのディスプレイは約3.3インチ、854×480ドットのTFT液晶。サブディスプレイとして約0.8インチの有機ELを搭載。 ここには、ハートやキャンディの着信アニメや、端末を閉じる動作と連動するアニメーションを表示できる。本体カラーに合わせた3種類の着信ランプは、この有機ELの端に内蔵されている。

 イルミネーションもこの端末の特徴で、キーの押下と光が連動。モーションセンサーで傾きを検知し、光を動かすこともできる。なお、キーに刻印されているフォントはカラーごとに異なり、全4種類となる。ここに用いられているフォントもLiquitexのカラーイメージに合わせてあるという。

 カメラは約1310万画素で、ソニーの裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R for mobile」を採用。暗所でも明るい写真が撮れるのが特徴だ。画像処理エンジンは「Milbeaut Mobile」。高速な処理が可能で、カメラの起動が0.5秒と速く、連写撮影機能なども用意されている。トイカメラやジオラマ風といった11種類の画像エフェクトなども利用できる。フラッシュは広角対応で、「T008」と比べ、約3倍ほど明るいという。高感度撮影は最大ISO25600相当となる。撮影した写真をTwitterやFacebookに投稿する機能なども用意される。

 ワンセグやおサイフケータイ、赤外線通信、Bluetooth、緊急地震速報などをサポートする。通話機能として「はっきりボイス Basic」や「ゆっくりボイス」などが用意される。最大32GBのmicroSDHCカードに対応する。

 内蔵コンテンツとして、アーティストがLiquitexで描いたFlash壁紙をプリインストール。このほか、端末には東芝から引き継いだ「くーまん」のFlash壁紙もプリセットされている。くーまんはデコレーションメール素材にもなっているが、アプリなどは用意されていない。富士通独自の音声補正技術「はっきりボイス Basic」や「ゆっくりボイス」も搭載。ディスプレイにベールをかけてのぞき見を防止する機能や、電子辞書なども内蔵する。

 大きさは約50×111×14.2mm(最厚部約16mm)で、約111gとなる。連億通話時間は約220分、待受時間は約270時間。

スノーフレークホワイト(右はキーイルミ点灯時)フレンチシェルピンク(右はキーイルミ点灯時)
ハニーゴールド(右はキーイルミ点灯時)ブライトアクアマリン(右はキーイルミ点灯時)
オーシャンブルー(右はキーイルミ点灯時)ピアノブラック(右はキーイルミ点灯時)

 




(津田 啓夢/石野 純也)

2011/9/26 10:17