IDC調査、PCとスマートフォンとタブレットの利用動向


 IDC Japanは、パソコンとスマートフォン、メディアタブレットの利用実態を調査し、「2011年 国内PC市場 家庭ユーザー利用実態調査:PCとスマートフォン、メディアタブレットの競合」として結果をまとめた。

 調査対象となるのは、家庭でパソコンを利用しているユーザー。有効回答数は1020件となる。

 その結果、スマートフォンを購入する際に、パソコンとスマートフォンを比較検討した上でスマートフォンを購入したユーザーは0.8%と非常に少なかった。IDCでは、パソコンの市場価格が下がり、スマートフォンの競合すると想定していたが、スマートフォン購入時にパソコンを比較対象としていないと分析している。

 また、複数の情報端末を所有するユーザーにおける、1日の平均利用時間は、スマートフォンが100分、ポータブルPCが140分、デスクトップPCが160分となった。さらに情報端末の必要性についての質問では、パソコンが必要という回答率が96%、メディアタブレットが必要という回答率が11%となった。

 

(津田 啓夢)

2011/9/29 14:28