ドコモ、青少年ユーザー向けに「フィルタリング不要申出書」


 NTTドコモは、一部サイトを利用できないようにする「アクセス制限サービス」(フィルタリングサービス)に関して、18歳未満の青少年ユーザーが同サービスを利用しない場合、「フィルタリングサービス不要申出書」を提出する、という手続きを10月11日より導入する。

 対象となるユーザーは18歳未満の青少年で、iモード、spモード、ブラックベリーインターネットサービスを利用する際、フィルタリングを利用しない、あるいはこれまで使っていたフィルタリングを解除する際「不要申出書」を提出することになる。

 これまで同社では、青少年ユーザーがフィルタリングサービスを利用しない場合、親権者の同意書内に「利用しない」ことを書き込む欄を設けて対応してきた。10月11日からは、不要としたユーザーについては、フィルタリングサービスを利用しないことで、出会い系サイトなどで犯罪に巻き込まれる可能性があることなどをあらためて説明した上で、ユーザー側が「フィルタリングサービス不要申出書」を提出することになる。

 ドコモによれば、2009年ごろから各地の条例で、フィルタリングサービスが不要の場合、申出書(理由書)を提出するよう義務付けるようになってきていたとのことで、今年7月に東京・大阪で同様の条例が定められたことを受け、今回「フィルタリングサービス不要申出書」が運用されることになったという。

 




(関口 聖)

2011/9/30 17:52