薄型防水Androidスマートフォン「ARROWS μ F-07D」


 「ARROWS μ F-07D」は、薄さ6.9mmの富士通製の防水スマートフォン。Android 2.3.5に対応する。1月の発売を予定しており、月々サポート適用後の価格は2万円台半ば、キャンペーンを利用すると2万円前半となる。

 NTTドコモの薄型フィーチャーフォンに付けられていた「μ」を冠したモデルで、約6.9mmという薄さが特徴。スリムながらもIPX5および8の防水仕様に加え、IP5Xの防塵仕様にもなっている。塗装がはがれにくい、「ウルトラ タフガード」も採用する。

 ディスプレイは約4.0インチ、800×480ドットの有機ELディスプレイを搭載する。コントラスト比や色再現性が非常に高く、視野角も広い。GALAXY Sシリーズなどに採用されている「Corning Gorillaガラス」を採用し、強度も確保した。タッチパネルは富士通が「サクサクタッチパネル」と呼ぶもので、滑らかな操作性を実現している。

 CPUはクアルコム製の「MSM8255」で、シングルコアのクロック周波数は1.4GHzとなる。ROMは1GBで、RAMは512MB。microSIMカードを採用する。 電池パックは「ARROWS X LTE F-05D」と同じもので、容量は1400mAh。3Gでの連続待受時間は約430分となる。

 背面に510万画素カメラを搭載。インカメラは省略されている。ワンセグやおサイフケータイ、赤外線通信機能に対応。Wi-Fiテザリング機能やエリアメール、DLNAよびDTCP-IPなどをサポートする。

 ソフトウェアは「ARROWS X LTE F-05D」と近い部分も多く、UIは「docomo Palette UI」に加え、富士通独自の「NX! Comfort UI」やAndroid標準のUIに切り替えることが可能。広辞苑やリーダーズ英和辞典を含む29の本格的な辞書を内蔵した「富士通モバイル統合辞書+」も用意される。セキュリティに強い富士通の特色を活かしたアプリも内蔵。「Data Defender」というアプリを利用すると、電話帳やメール、ギャラリーなどの起動にロックをかけることができる。

 通話機能も充実しており、「スーパーはっきりボイス」や「ぴったりボイス」「ゆっくりボイス」などに対応。キー入力と手書き入力がシームレスに切り替わる「NX!Input」も利用できる。

 通信は下り最大14Mbps、上り最大5.7MbpsのHSPAに対応、海外ではGSMも利用できる。NTTドコモのLTEサービス「Xi」(クロッシィ)には対応しない。

 大きさは約127×64×6.9mmで、重さは約109g。ボディカラーはSapphire Blackのみの1カラー展開。3Gの連続通話時間は約300分、GSMの連続通話時間は約330分となる。



 




(津田 啓夢/石野 純也)

2011/10/18 12:09