BlackBerry OS 7搭載のスマートフォン「BlackBerry Bold 9900」


「BlackBerry Bold 9900」 Charcoal Black

 「BlackBerry Bold 9900」は、「BlackBerry OS 7」を搭載し、タッチパネルディスプレイを装備したResearch In Motion(RIM)製スマートフォン。発売時期は2012年2~3月を予定している。月々サポート適用時の新規価格は3万円台前半になる見通し。

 端末を囲むようにメタルフレームがあしらわれ、背面にクリアパネルを配するなどデザインが刷新されている。搭載されるハードウェアキーは、ワイドQWERTYキーを採用し、文字が入力しやすくなっているという。

 現行最新OSとなるBlackBerry OS 7.0を搭載し、メニューやブラウザなどの高速化が図られている。画面のスクロールやアニメーションなどは、新描画エンジン「Liquid Graphics」により最大で秒間60フレームを実現しており、BlackBerryの従来機種に比べ大幅に快適な操作、ブラウジングが可能となっている。タッチパネルはマルチタッチに対応しており、2本指のピンチ操作によるWebページや画像の拡大/縮小、スワイプ操作による画面移動なども可能。従来のタッチパネル搭載BlackBerryに比べると、最近のスマートフォンの操作体系により近いルック&フィールとなっている。ブラウザはJavaScriptの処理性能を大きく向上させたほか、HTML5のサポートも強化している。

 ディスプレイは2.8インチ、640×480ドット、1677万7216色表示で、カメラは500万画素。最大で720pの動画撮影にも対応している。CPUは1.2GHzシングルコアのクアルコム製「MSM8655」を採用し、ROMは8GBで、RAMは768MBとなる。

 通信は、下り最大14Mbps、上り最大5.7MbpsのHSPAに対応。海外ではGSMも利用できる。Wi-Fiテザリング、エリアメール対応だが、ワンセグやおサイフケータイ、赤外線通信などには対応しない。バッテリー駆動時間については待受時間、通話時間とも現在検証中のため発表時点では未定となっている。なお、BlackBerry Bold 9900はNFCに対応しており、ドコモ版の製品でも機能を削除する予定はないということだが、国内では対応サービスがほぼ展開されていないため、公式サポート外の扱いとなる可能性もある。

 大きさは約115×66×10.5mmで、重さは約130g。ボディカラーはCharcoal Blackの1色。デザインはキーボード下にNTTドコモのロゴがプリントされる以外、海外版をそのまま踏襲する。

【お詫びと訂正】
 初出時、Wi-Fiテザリングとエリアメールには非対応と記載しておりましたが、いずれも同機種でサポートされております。お詫びして訂正いたします。

 




(津田 啓夢/日高 彰)

2011/10/18 12:10