グーグルなど、世界30カ国のスマートフォン利用調査を公開


 グーグル、IPSOS、モバイルマーケティング協会(MMA)と協力し、世界30カ国で3万人のスマートフォンユーザーを対象に行った調査結果を公開した。調査は3月~7月に行われ、日本での有効回答数は2000人。普及率や利用シーンなどについて明らかにされている。

 調査は、米国や欧州、イスラエル、インドネシア都心部、インド都心部、豪州、タイ、中国都心部、台湾、韓国などでも行われ、国別の有効回答数を見ると米国で6000人、ドイツや英国、フランスで2000人、インドネシアとマレーシアで500人、その他で1000人となっている。いずれもWeb上のアンケート調査となる。

 グーグルでは、同調査で得られた日本の特徴として、アプリインストール数が平均45個で調査対象国では最多となったこと、1日4回以上モバイルインターネットを利用しており、これはアジアで最も高いこと、日本のスマートフォンユーザーのうち45%は、スマートフォン経由で通販を利用したことがあり、英米やドイツの約2倍にあたることなどを挙げている。

 スマートフォン普及率を見ると、日本は6%で、米国は31%、英国は30%、フランスは27%、豪州は37%などとなっている。調査結果を公開するWebサイト「Our Mobile Planet」にアクセスすると、ユーザー自身の手で、調べたい項目、調査対象の国、回答者の性別などを選択できる。たとえば、日本のユーザーがスマートフォンを利用する場所については、「自宅」が99%、「会社」が74%、「外出先」が89%などとなる一方、「学校」は21%、「空港」が34%となっている。これらの調査結果は、画像(PNG形式)、CSV形式、EXCEL用データとしてダウンロードできる。

(関口 聖)

2011/10/27 15:18