au、Xperia acro IS11Sに機能向上のバージョンアップ提供


「Xperia acro IS11S」

 KDDIは、ソニー・エリクソン製のAndroidスマートフォン「Xperia acro IS11S」に、不具合修正および機能追加を行うソフトウェアアップデートを11月10日より提供する。

 今回提供されるソフトウェアアップデートにより、スリープモード解除後に、既読にした不在着信通知が再表示される不具合が修正される。

 機能向上では、文字入力システムの「POBox Touch 4.1」が「POBox Touch 4.3」に進化し、音声で文字入力ができるようになる。また、予測変換候補エリアの拡大表示や、顔文字・記号のタブ化表示に対応する。

 表示中の画面を画像として保存するスクリーンショット機能が追加される。電話帳では、お気に入りに登録した人物や発着信履歴をホーム画面に表示できるウィジェットが追加されるほか、Bluetooth、GPS、Wi-Fi、サウンド、バックライト、ローミングについて機能をオン・オフにできるウィジェットも追加される。また、アプリトレイからアプリのアンインストールが行えるようになる。

 ワンセグとLISMOで再生する音声は、Bluetooth経由で出力できるようになる。また、ソニーの動画配信サービス「Video Unlimited」に対応し、同サービスの動画をダウンロード形式で楽しめるようになる。

 このほか、「PlayStation Certified」に対応。「PlayStation Store」アプリなどをダウンロードすることで、初代「プレイステーション」のゲームタイトルなどをプレイできるようになる。「Xperia acro IS11S」向けのコンテンツ配信は12月上旬より開始される予定。

 ソフトウェアアップデートは3G回線、Wi-Fi、パソコン経由のいずれでも可能。更新にかかる時間は3GおよびWi-Fiを利用した場合で約34分、パソコンを利用した場合で約9分。ダウンロードする更新ファイルのサイズは約86MBで、3G回線を利用した場合はパケット通信料が発生する。ソフトウェア更新中は端末のほかの機能を利用できない。

 なお、今回提供のソフトウェアアップデートを適用した後は、壁紙が初期設定に戻るほか、ホーム画面に電話帳のショートカットを作成していた場合は、ショートカットが削除されるため、必要に応じてアプリトレイから電話帳のショートカットを作成する。また、Timescapeコンテンツの設定がすべて初期設定に戻る。

 




(太田 亮三)

2011/11/9 15:16