セキュアブレイン、Android向けアンチウイルスアプリのβ版


 セキュアブレインは、Android向けのアンチウイルスアプリ「SecureBrain アンチウイルス for Android」(ベータ版)の提供を開始した。利用料は無料。Androidマーケットからダウンロードできる。

 「SecureBrain アンチウイルス for Android」は、Android端末向けのアンチウイルスアプリ。Android 2.1以降、3.0以降に対応する。「低消費電力」「未知/新種不正アプリへの対応」「クラウドでの一括管理による端末負荷の軽減」の3つが特徴とされている。

 ウイルス情報、解析エンジンをクラウド側に持たせることで、端末上のアプリが動作するのを、クラウドとの通信時(メタデータのみやり取り)やインストール/アンインストール時に限定し、その結果、消費電力を抑えているという。

 未知/新種不正アプリへの対応については、「さかのぼり検知」「ヒューリスティック検知」が特徴とされる。Android端末にインストールされたアプリをクラウドで管理しておき、当初はマルウェア(悪意あるアプリ)ではないと判断されていても、後日、マルウェアと認定されればユーザーに警告する。これが、インストール時にさかのぼって警告する「さかのぼり検知」となる。また、ヒューリスティック検知ではアプリを構成する部品でマルウェアかどうか判断するとのことで、部分的な変更の亜種、変種のマルウェアにもスピーディに対応できるとしている。

 クラウドでの管理とは、ウイルス情報や、端末にインストールされるアプリをクラウド側で管理することを指す。端末ごとの更新が不要で、複数台、管理する際の利便性に繋がる。

(関口 聖)

2011/11/16 17:15