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人気ゲーム「Angry Birds」、日本市場で本格展開へ


足が伸びるぬいぐるみ

 スマートフォン向けアクションパズルゲーム「Angry Birds」(アングリーバーズ)を展開するフィンランドのRovio Entertainmentは30日、日本市場での本格展開に向けて、業界関係者や報道関係者に向けた説明会を開催した。

 「Angry Birds」は、2009年12月に登場したスマートフォン向けアクションパズルゲーム。鳥や豚のキャラクターが登場し、プレイヤーは豚に奪われた卵を取り返すため、スリングショット(パチンコ)を使って鳥で体当たりして豚を倒していく。操作自体はシンプルで、初期ステージはスムーズにクリアできるものの、徐々にステージ上のオブジェクト(障害物)の構成が複雑になっていく。これまでにiPhone、Androidなどに向けて提供されており、総ダウンロード数は5億を超えたという。ゲームだけではなく、ぬいぐるみ、Tシャツといったグッズ、さらには書籍や映画まで幅広く展開する。

 既にゲーム自体は、日本のユーザーもプレイできる状況だが、今回の説明会は業界関係者を招き、Rovioが日本市場において本格的に展開することを目指して行われたもの。会場となったフィンランド大使館では、入口から建物までの木々や茂みに、「Angry Birds」登場キャラのぬいぐるみが置かれたり、レセプションの最中にはキャラクターのお菓子が用意されるなど楽しませた。またフィンランド外務省のアレクサンデル・ストゥブ欧州・貿易大臣が登場し、「Angry Birds」の最新作をプレイする場面もあった。
ストゥブ大臣が挨拶 Angry Birdsでスマートフォンアプリを初めて体験したという
アジア担当のホルム氏

 説明を行ったアジア担当のヘンリ・ホルム(Henri Holm)氏は「Angry Birdsはシンプルなゲームで、鳥と豚が登場し、卵を巡って争う。ゲームオーバーというものがなく何度もやり直しできて楽しめる。当社では、世界中でパートナーと協力し、各国で展開しているが、特にアジアで人気を得ている。地域ごとの特有の事情もパートナーの協力を得て乗り越えたい。グッズなどを展開することで、バーチャルな世界とリアルの世界をインタラクティブに楽しめる、ということが我々の新しい取り組みだ。ゲーム以外でもマンガや映画、ライセンスプロダクトなど多面的に展開して、ブランド力を向上させたい」と説明し、日本でのビジネス展開に意欲を見せた。

 ぬいぐるみ展開などグッズビジネスを担当するエグゼクティブバイスプレジデントのハリ・コポネン(Harri Koponen)氏は、「我々はパートナーの存在を重要視している。また、エンドユーザーでAngry Birdsを愛してくれるファンは友人のように思っており、収益の向上よりもそうした人々の意見を積極的に取り入れて、品質の向上をはかりたい。リアルなグッズの展開では魔法のような仕掛けが必要で、それについては詳細は明らかにできないが、今後、ファンとゲーム、商品といった要素をループできるような仕組み作りに取り組みたい。重要なのはユーザーの体験。ゲームオーバーがない、というのも繰り返し長く楽しめる仕掛けの1つだが、そうした工夫を日本でも取り組みたい」と語った。

 同社では、日本にアンティ・ソニネン(Antti Sonninen)氏を常駐させて、今後積極的にユーザーや協力できる他社とのコミュニケーションを促進させる。
グッズビジネスなどを担当するコポネン氏 日本に常駐するソニネン氏

(関口 聖)

2011/11/30 19:01