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900MHz帯の審査は現行方式で、オークション見送り


 総務省は、プラチナバンドとも言われる900MHz帯の周波数割り当てにおいて、現行の審査方式を採用することを固めた。意見募集結果を踏まえて電波監理審議会に提出された制度整備案は、9日に「原案を適当」とする答申を受けた。これにより、900MHz帯ではオークション方式の割り当てが実施されないことが確定的になった。

 3.9Gの移動通信システムの制度整備案では、900-915MHzと945-960MHzが携帯電話向け(LTE/W-CDMA/HSPA/HSPA Evolution/DC-HSDPA)に割り当てられる。審査は、審査基準に掲げる要件を全て充たす申請について認定され、要件を満たす事業者が複数の場合には、基準に適合する事業者が1つになるまで審査を行うとされている。今回、この方針が電波監理審議会によって認めれた形だ。

 周波数のオークション方式による割り当てについて総務省では、2011年3月より検討が始まり、2015年頃にも4G向け周波数帯(3.4〜3.6GHz帯)において実施する方向で報告案がまとまっていた。

 しかし、政府の行政刷新会議は11月21日、提言型政策仕分けにおいて、900MHzで周波数オークションを行うよう提言。これを受けて川端達夫総務大臣が「急増するトラフィックに対応するための周波数割当が急務。総務省は規定の方針通り、スケジュールに沿って手続きを進める」と語り、行政刷新会議の提言を見送る方針を示していた。

 




(津田 啓夢)

2011/12/9 20:33