ナカバヤシ、スマホ連携文具「スマレコ」シリーズを発売


 ナカバヤシは、スマートフォンと連携し、手書きのデータをデジタル化して活用する「smareco」(スマレコ)シリーズを開発し、3つのジャンルで新商品を発売する。2月中旬より順次発売される。スマートフォンアプリの利用料は無料で、iPhone版が配信されている。Android版は4月に配信される予定。

暗記学習などに便利な「スマレコノート」

 「スマレコノート」は、対応する専用アプリ「smareco Note App」で撮影すると、ノートの一部分を覆い隠す「ブラインド領域」を設定できるノート。アプリ上ではブラインド領域をタッチ操作でオン・オフにできる。予め左右が分割され、一方に書かれた内容をブラインド領域にできるタイプや、任意にブラインド領域を設定できるタイプが発売される。単語帳のように手軽な暗記学習などに向いているとしている。

 アプリ上では線や図形を描くことも可能。画像やPDFとして保存し、メール添付やEvernoteへのアップロードにも対応している。

 「スマレコノート」はWリングノート(B5、A5、A6、A7)、単語帳(A6、A7)、ルーズリーフ(B5)の全7種類が用意されている。2月中旬に発売され、価格は231円~399円。


スマレコノート

 

日記・手帳をデジタル化「スマレコダイアリー」

 「スマレコダイアリー」は、対応する専用アプリ「smareco Diary App」で撮影することで、カレンダーページ、ノートページをデジタル化できるアプリ。普段は手帳としてカレンダーやノートを使いながら、アプリ上では追記や検索といったことが行える。カレンダーページはアプリで撮影すると印字、手書きともに日付をOCRで認識し、日付毎に選択できるようになる。アプリ上でテキストメモを加えられるほか、撮影したノートの画像を日付別に紐付けることも可能。

 アプリ上では線や図形を描くことも可能。画像やPDFとして保存し、メール添付やEvernoteへのアップロードにも対応している。

 製品は、ダイアリー、リフィルノート、カレンダー単品で、全9種類が用意される。2月中旬に発売され、価格は315円~1890円。


スマレコダイアリー

 

ペンで囲んだ部分をデジタル化「スマレコペン」

 「スマレコペン」は、対応する専用アプリ「smareco Pen App」で撮影すると、ペンで囲んだ部分のみを切り出してデジタル化できるという、特殊なペン。先端は二又に分かれ、二重線を描けるようになっており、この二重線で囲まれた範囲を認識する。円や曲線にも対応し、矩形の場合は台形補正なども行われる。アプリ上ではデータを画像やPDFとして保存し、メール添付やEvernoteへのアップロードにも対応している。

 3月末に発売される予定で、価格はオープン価格。


スマレコペン

 

(太田 亮三)

2012/1/27 16:11