イー・アクセスのLTE網、エリクソンとファーウェイが構築


 ファーウェイとエリクソンは、それぞれイー・アクセスに対してLTEネットワークを構築すると発表した。

 イー・アクセスでは、新世代の通信方式であるLTE方式によるサービスを今年3月に開始する方針。2009年に割り当てられた1.7GHz帯を用い、サービス開始から1年間で、エリアカバー率を70%にする。

 ファーウェイでは、1.7GHz帯対応の3GおよびLTEに対応したネットワークを世界で初めて展開すると発表。ファーウェイのSingleRAN(Radio Access Network、無線アクセスネットワーク)ソリューションをベースにしており、リモート無線ユニット(RRU)と呼ばれる装置では、ソフトウェア無線技術を搭載して3G(W-CDMA方式)とLTEを同時にサポートする。

 一方、エリクソンでもW-CDMAとLTEをあわせてサポートするミクスト・モード・ソリューションをイー・アクセスに対して提供する。ネットワーク最適化やコンサルティング、コアネットワーク設備(EPC、Evolved Packet Core)も提供する。

 エリクソン提供の設備は東京・名古屋・大阪などの主要都市で用いられ、ファーウェイの設備はその他のエリアで利用される。

(関口 聖)

2012/2/16 17:35