auの「ARROWS Z ISW11F」で不具合、ソフト更新開始


 KDDIは、富士通東芝製のAndroidスマートフォン「ARROWS Z ISW11F」のケータイアップデートなどに不具合があるとして、ソフトウェア更新サービス「ケータイアップデート」の提供を開始した。更新所要時間は約15分。更新時の情報料・通信料は無料。

 今回明らかにされた不具合は、「ケータイアップデート」がエラーになることがある、という事象と、GPS計測ができなくなることがあるという事象。特に「ケータイアップデート」でエラーが発生すると、不具合を解消できないことから、auでは、エラーを回避しながら更新するための手順を案内している。

 それによれば、メインメニューの「設定」→「表示」→「バックライト」→「消灯までの時間」を30分にしておき、それから手動での「ケータイアップデート」(設定メニューの端末情報から)を実行する。さらに、更新用ファイルのダウンロード中、画面の消灯を避けるため、電源キーを押さないよう案内している。更新完了後は、バックライトの消灯時間を元の設定に戻す。

 KDDIによれば、ディスプレイ消灯中にケータイアップデートが行われると、何らかの競合が発生して更新に失敗するという。そのため消灯しない状態を保つ手順が案内されている。この手順通りに行いつつも、誤って操作して消灯した場合は、エラーが発生して更新に失敗する可能性がある。その場合は再度同じ手順を踏んで更新することになる。

 なお、今回の更新では、1月19日に報告された充電できない不具合は改善されない。この事象は3月上旬に改善される予定。




(関口 聖)

2012/2/20 12:42