NTT東西、ひかり電話の非常電源にもなるモバイルバッテリー


光モバイルバッテリーの外観

 NTT東日本(東日本電信電話)およびNTT西日本(西日本電信電話)は29日より、外出先や移動中でもモバイル機器を充電するための機器「光モバイルバッテリー(情報機器)」を全国で販売する。一般的なスマートフォンやタブレットの充電に加え、固定電話サービス「ひかり電話」用ルーターの停電時用緊急電源としても使えるのが特徴。価格は8400円。

 光モバイルバッテリーは、リチウムイオン電池(11.1V 2450mAh)を内蔵した充電用機器。フル充電時は、5V 1.5Aを約3.1時間に渡って供給できる。開発にあたってはパナソニックグループ エナジー社が技術協力を行った。

 また、光モバイルバッテリーは、NTTの光ファイバー回線を利用した固定電話サービス「ひかり電話」用の多用途ルーターに接続し、停電時の緊急電源として使える。専用の12V電源供給ポートに繋ぐことで、ルーターの待受状態を約3~4時間維持できる。ひかり電話の連続通話であれば約2時間、無線LANによるインターネット通信についても約1時間30分程度、利用できる。

 サイズは75×107×27mm、重量は約250g。充電時間は約6時間(付属ACアダプター使用時)。ひかり電話ルーター接続用コード、USB充電ケーブルが付属する。




(森田 秀一)

2012/2/28 19:39