ソフトバンクに900MHz帯割当、孫氏のコメント発表


 ソフトバンクモバイルは、900MHz帯が新たに割り当てられることを受けて、代表取締役社長の孫正義氏のコメントを発表した。当初、900MHz帯はiPhoneなどが利用できる見込みという。

 孫氏は「大変嬉しく思っている。同時に900MHz帯という電波をしっかりと活用する重責も感じている。引き続き、当社ネットワークの充実に邁進したい」とコメントしている。

 ソフトバンクモバイルが総務省へ提出した計画では、サービス開始時期は2012年7月になる予定で、当初は割り当てられた帯域15MHz幅のうち、5MHz幅を使ってHSPA+方式によるサービスが提供される。

 この時点で利用できる機種について、同社ではiPhoneなどとしており、詳細は明らかにしていないが、ユーザーが既に持っているiPhoneなどが利用できるようになるとする。

 ソフトバンク向けに割り当てられる帯域の一部は、運送や建設など業務用途のMCA無線などで利用されており、今後、MCAなどが他の帯域へ引っ越した後、2014年7月から残りの10MHz幅によるLTE方式のサービスが提供される予定となっている。2012年度末時点での人口カバー率は22.2%、2013年度末時点で53.3%、2014年度末時点で96.1%となる




(関口 聖)

2012/2/29 18:05