ハイホー、Xiエリアで使えるLTEサービス開始


 ハイホーは3月1日より、プロバイダー「hi-ho」を通じて、LTE通信サービス「hi-ho LTE typeD」を開始した。NTTドコモのXiおよびFOMA網を利用したサービスで、通信速度は下り最大37.5Mbps、上り最大12.5Mbps、一部エリアで下り最大75Mbps、上り最大25Mbps(LTE時)。月額980円のプランは通常通信速度が128kbpsだが、100MBあたり472.5円の料金を前払いすることで、高速通信できる仕組み。なお、LTE対応モバイルルーター「NI-760S」の販売も同時に開始した。

 ハイホーのグループ会社が展開している個人向けプロバイダー「IIJmio」でもすでにLTE通信サービスがスタートしているが、「hi-ho LTE typeD」では料金体系や最低利用期間が一部異なる。

 「hi-ho LTE typeDコース」は初期費用3150円、月額料金が980円。通信速度は128kbpsで、100MBあたり472.5円の料金を支払うと、Xiエリアでの高速通信が可能となる。SIMカードもしくはmicroSIMカードが1枚貸与され、通信機器についてはユーザー側で別途用意する必要がある。

 もう1つの料金プランである「hi-ho LTE typeD 1GBコース」は初期費用3150円、月額料金3580円。毎月1日に、1GB分の高速通信権が自動付与される仕組みとなっている。通信量が1GBを超えてしまった場合は、100MBあたり472.5円の料金を追加で支払えば、再び高速通信ができる。また、SIMカードもしくはmicroSIMカードが最大3枚まで貸与されるのも特徴。

 いずれのコースとも、最低利用期間は1年。期間中に解約する場合は5250円の手数料がかかる。

Xi(LTE)対応ルーター「NI-760S」

 3月1日に発売を開始したモバイルルーター「NI-760S」は、「hi-ho LTE typeD」の両コースに対応。LTE通信時の最大速度は下り75Mbps、上り25Mbps。3G通信時は下り14Mbps、上り5.7Mbps。価格は2万4780円。

 無線LAN方式はIEEE 802.11b/g/nをサポート。2000mAhのバッテリーを内蔵しており、連続通信時間はLTE時で約5時間、3G時で約6.5時間。スタンバイ時間(スリープモード時)は約200時間。本体サイズは約97.4×57.1×15.7mmで、重量が約108g。

 なお、ハイホーではサービス開始記念キャンペーンを実施する。3月31日までに契約すると、100MB分の高速通信権が貰えるほか、NI-760Sが2万3100円に値引きされる。

 また「hi-ho LTE typeD 1GBコース」については、同期間中に契約すると月額料金が2980円となり、翌月以降も同じ価格で利用できる。またNI-760Sを1万9800円で購入可能。




(森田 秀一)

2012/3/1 19:07