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070番号が携帯電話にも、携帯・PHSのMNPも導入へ


 総務省は、携帯電話に用いる電話番号に関して、情報通信審議会へ諮問していた新制度について答申を受けたと発表した。070番号の携帯電話への割り当てや携帯電話・PHS間の携帯番号ポータビリティ(MNP)などに関し、導入する方針や今後のスケジュールが示されている。

 昨年5月、総務省では、携帯電話の普及や通信モジュール利用の拡大などを受け、携帯向けの電話番号が2014年2月ごろに不足する、と予測。2011年3月時点で余ってる携帯電話番号は、1億8000万のうち1930万となっていた。利用できる電話番号を拡大すべく、情報通信審議会へ諮問し、制度案が検討されてきたが、今回、意見公募の結果とともに今後の方針をまとめた答申が示された。

070番号、2014年初頭から携帯にも

 これまでPHSで用いられてきた070番号については、通信事業者の設備回収やPHS専用で用いられてきた経緯といった影響が検討された。070番号は昨年3月時点で1490万利用され、約7000万の番号が余っている。

 各社から寄せられた「080、090との連番でユーザーフレンドリー」「070同士の無料通話など識別が必要な場面がある」などの意見を踏まえ、今後ユーザーへの周知を行いつつ、2012年から準備を開始して、2014年初頭までに携帯電話でも070番号が利用できるよう、各事業者間の調整などを進めることが適当とされた。これにより、遅くとも2年後には携帯電話に070番号が割り当てる制度が開始される見込みとなった。

 なお、現在利用されていない030、040といった番号は、今後の需要に備え、今回は携帯電話には割り当てない方針とされている。

携帯・PHSのMNPは2014年度内の導入目指す

 あわせて携帯電話とPHSの番号ポータビリティ(MNP)についても検討された。制度や仕組みが異なる両サービスだが、サービス内容や料金などについて、十分な周知期間をおいて、2014年度内の導入を目指して、各社の設備の改修、調整などに取り組むことが適当とされている。

 携帯電話では各社の垣根を超えたSMSの相互接続がスタートしているが、携帯・PHSのSMS相互接続については、設備投資が各社にとって負担になり過ぎることがなければ、将来的に実現できるよう検討を進めることが適当、とされた。

 このほか、M2Mについては、携帯電話番号ではなく、専用番号を割り当てることが検討されたが、現状では急激な需要増がまだ見込まれず、当面は通常の携帯電話番号を用いる方針が示された。ただし、国際標準で専用番号にあたる“識別子”の検討が進められており、そうした動向にあわせた検討を国内でも行う必要があるとしている。




(関口 聖)

2012/3/1 20:52