名鉄の駅構内に「au Wi-Fi SPOT」、地下駅にはWiMAXも


 KDDIは、名古屋鉄道(名鉄)の駅構内で、公衆無線LANサービス「au Wi-Fi SPOT」を順次提供する。

 「au Wi-Fi SPOT」は、auのスマートフォンユーザー向けの公衆無線LANサービス。パケット定額サービスの「ISフラット」か「プランF(IS)/シンプル」「プランF(IS)」のユーザーは無料で利用できる。3月6日時点でアクセスポイントが設置される駅は、名鉄岐阜駅、笠松駅、堀田駅、鳴海駅で、3月末に新木曽川駅や国府宮駅、中部国際空港駅、栄町駅など、4月以降は名鉄名古屋駅や新清洲駅、豊田市駅などに設置される。「iPhone 4S」や「Windows Phone IS12T」は3月下旬より利用できるようになる。地下にある駅だけではなく、地上駅でも設置され、アクセスポイントの伝送路(バックボーン)にはWiMAXが利用されている。KDDIでは今後、名鉄の全駅に「au Wi-Fi SPOT」を展開していく。

 このほかUQコミュニケーションズでは、名鉄との合意により、駅内にWiMAX基地局を設置すると発表。3月末には栄町駅や浄水駅で、4月末には名鉄名古屋駅でWiMAXが利用できるようになる。一部の地下区間についてはホームからの電波が届く範囲では利用できるとみられるが、都内の地下鉄で行うトンネルへの電波発射といった取り組みは行っていないとのこと。

 NTTドコモも名古屋鉄道の駅構内においてWi-Fiスポットを設置する方針で、今春以降、順次展開する。名鉄では、「お話があれば、その都度協議したい」としている。

 

(関口 聖)

2012/3/6 13:12