IDC調査、2011年第4四半期の市場シェアはAppleが初の首位


 IDC Japanは、2011年第4四半期(10~12月期)の国内携帯電話の出荷台数を調査し、公表した。あわせて、2011年通期の出荷台数も明らかにされている。

 調査によれば、2011年第4四半期の国内携帯電話の出荷台数は前年同期比15.2%増の1065万台。2四半期連続で1000万台を超えたほか、スマートフォンの比率は64.7%に上り、スマートフォンの需要は拡大している。

 第4四半期におけるメーカー別シェアは、「iPhone 4S」の好評を受け、Appleが国内市場で初となる1位を獲得した。シェアは26.6%。2位はARROWSシリーズが好調な富士通東芝で、シェアは18.3%。シャープはシェア15.7%で3位にまで順位を下げた。4位は京セラ(9.8%)、5位はパナソニック(8.8%)となっている。

 2011年通期の国内携帯電話の出荷台数は前年比5%増の3796万台になった。メーカー別シェアは、シャープが2010年に続いて20%以上のシェアを確保し(20.1%)、1位となった。2位は、シェア18.8%と首位に肉薄した富士通東芝。3位は第4四半期にシェアを拡大したAppleで、シェアは14.2%。Appleは初のトップ3入りとなった。4位はパナソニック(10%)、5位は京セラ(9.7%)と続いている。


 




(太田 亮三)

2012/3/8 12:22