「GREE」がRMT対策など強化、違反者はアカウント停止も


 グリーは16日、SNS「GREE」におけるリアルマネートレード(RMT)関連行為への対応策を導入・実施すると発表した。規約に違反したユーザーのアカウントを停止するなど、GREE内での対策を強化するほか、GREEの外部サイトで行われているRMT関連行為もチェックする。

 グリーでは、RMTについて「GREEサービスの一部の利用権をもって、現金その他の財物、財産上の利益との交換取引をすること、または交換取引をすることの宣伝・告知・勧誘をする行為のこと」と定義しており、従来より利用規約で禁止。「当該行為を発見次第、可能な限り適切な措置を実施してきた」という。

 今回導入する強化策は4つ。まず、GREE内において、RMT関連行為の対応に特化した有人チェック体制を導入。発見した場合は、違反する記載の削除、違反ユーザーに対する警告、違反ユーザーのアカウント停止などの措置をとる。

 加えて、GREE外における違反行為に対しても有人チェック体制を導入する。掲示板やオークションサイトなどを含む外部サイトを見回り、RMT関連行為の早期発見を図るとともに、GREEに関するRMT関連行為を発見した場合は、警告やアカウント停止などの措置をとる。

 このほか、ユーザーへの啓発などを目的とし、GREE内に注意喚起のための特設ページと専用窓口を開設した。

 また、「GREE Platform」を通じてゲームを提供しているデベロッパーに対して今後、RMT関連行為への厳格な対応をあらためて依頼するとともに、各社のチェック体制の導入状況について報告を求める。




(永沢 茂)

2012/3/16 17:29