ドコモとインテージ、調査・マーケティングの合弁会社


 NTTドコモとインテージは、4月20日付けで、「株式会社ドコモ・インサイトマーケティング」を共同設立する。ドコモのプレミアクラブ会員とインテージのノウハウを活かしたモバイルリサーチ事業とマーケティング支援事業などを展開する。

 両社では昨年9月末、業務提携することで基本合意。今回設立される新会社は、その合意に基づき設立されるもの。株主構成は51%がドコモ、49%がインテージとなる。合弁会社となるドコモ・インサイトマーケティングでは、ドコモの会員組織「プレミアクラブ」の約5000万会員、インテージのパソコン会員約70万人を基盤として、アンケートなどでリサーチを行い、市場調査やユーザーの行動分析、サンプリングなどを実施したいクライアント企業に提供する。

 他のリサーチ、マーケティング事業者との差別化要素として、モバイルならではの特性を活用する方針が示されている。これはユーザーの購買・食事記録や行動時の意識などのリアルタイムに蓄積されるライフログで情報を得て活用する、というものだが、事業開始当初は、そうしたデータの収集は行わず、開始時期も定まっていないとのこと。今後、実施する際には、ユーザーから許諾を得ることを前提にして、取得方法や項目を検討していくとのこと。

(関口 聖)

2012/3/19 15:46