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スマホ向け放送「NOTTV」開局、セレモニーにAKB48も登場


 4月1日より、mmbiの運営するスマートフォン向けマルチメディア放送「NOTTV」が開局、放送を開始した。同社では、これを記念して六本木ヒルズで開局記念セレモニーを開催。特別ゲストとしてAKB48のメンバーである片山 陽加、北原 里英、横山 由依、中塚 智実の4人が登場し、華やかなスタートを切った。

AKB48のメンバー4人が登場

「NOTTV」開局記念セレモニーの会場

 「NOTTV」は、2011年7月に停波となったアナログテレビ放送の空き周波数を再利用した、新しいスマートフォン向けマルチメディア放送。「NOTTV 1」「NOTTV 2」「NOTTV NEWS」の3チャンネルで構成され、毎日早朝から深夜まで、エンタメ系番組やニュース、アニメなど、バラエティ豊かな番組をライブ放送する。対応端末は、4月1日現在、「AQUOS PHONE SH-06D」と「MEDIAS TAB N-06D」の2機種となっている。

 記念セレモニーの開始に先立ち、3月31日〜4月1日まで幕張メッセで開催された「アニメコンテンツエキスポ 2012」の会場の様子を、壇上の大型ディスプレイで表示。現地ではニッポン放送の吉田 尚記アナウンサーと、女優の宮地 真緒が、3月13日に発表されたばかりのヱヴァンゲリヲンスマホ「AQUOS PHONE SH-06D NERV」の試作機を紹介した。
「アニメコンテンツエキスポ 2012」の会場のライブ映像 ヱヴァンゲリヲンスマホ「AQUOS PHONE SH-06D NERV」を紹介

 その中継映像の後、mmbi代表取締役社長の二木 治成氏と、同社常務取締役の小牧 次郎氏が登壇。二木氏は「全くのゼロからのスタートで不安があった」と率直な気持ちを吐露しつつも無事スタートできたことに安堵を見せ、「NOTTV」の特色である高品質な映像とソーシャルネットワークとの連携を強調し、「テレビにできないことをし、テレビを超えるメディアを目指す」と力強く宣言した。
株式会社mmbi 代表取締役社長 二木 治成氏 株式会社ジャパン・モバイルキャスティング 代表取締役社長 永松 則行氏

 続いてジャパン・モバイルキャスティング代表取締役社長の永松 則行氏が登壇。同社はモバイル放送のアンテナ設備の敷設など、インフラ整備を主に行っている。東京スカイツリーに設置した「NOTTV」向けのアンテナが本格稼働したことで、「NOTTVが東京スカイツリーを電波塔として正式に活用し始めた日本初の放送局になった」と語り、「これから対応端末がどんどん増え、受信可能エリアも広がっていくNOTTVを盛り上げていきたい」と挨拶した。
意気込みを語る片山 陽加さん

 そして、特別ゲストとしてAKB48の片山 陽加、北原 里英、横山 由依、中塚 智実の4人が登場。メンバーを代表して片山がマイクを握り、「NOTTV」で4月2日より月〜金曜日17時から放送する公開生放送番組「AKB48のあんた、誰?」について簡単に紹介。番組ではAKB48の数多くのメンバーが入れ替わり立ち替わり出演することから、「この番組を通じて、あまりよく知られていないメンバーの知名度をアップできれば」と、意気込みを元気に語った。

 次に、二木氏と小牧氏、永松氏の3人を中心として、AKB48の4人を加えた7人で開局の合図となるスタートボタンを囲む。「3、2、1」のかけ声と映像によるカウントダウンとともにボタンをプッシュし、勢いよく噴き上がるスモークとくす玉で、新たなスマートフォン向けマルチメディア放送の門出を演出した。
ボタンを押して放送開始を祝福 ボタンを押して放送開始を祝福

 その後、司会のインタビューに答える形で、AKB48のメンバー4人が新番組「AKB48のあんた、誰?」について詳しく紹介するとともに、番組に対する意気込みをそれぞれが語った。さらに「NOTTV」のCMとメイキング映像も披露し、その舞台裏のぶっちゃけトークのほか、片山さんによる秋元 康氏の似顔絵まで飛び出して、会場を大いに沸かせた。
秋元 康氏の似顔絵

 なお、記念セレモニー会場の前では、「AQUOS PHONE SH-06D」と「MEDIAS TAB N-06D」を複数台設置したブースが設けられ、誰でも「NOTTV」を体験できるようになっていた。また、「AQUOS PHONE SH-06D NERV」の試作機1台もショーケースに収められた形で展示され、その独特の端末デザインをしっかり確認できた。
「AQUOS PHONE SH-06D NERV」の展示スペース 撮影用に一時的にショーケース外で展示された

記念セレモニー後の二木氏と小牧氏の囲み取材一問一答

二木氏と小牧氏へのインタビュー

――4月1日の放送開始を迎えた今の気持ちを。

二木氏
 やっとここまで来た、という感じ。ちょうど1年前は、こうやってサービスを開始できる日が来るとは思えなかった。端末はフィーチャーフォンからスマートフォンへ切り替わり、放送システムについても2011年12月まで決まっておらず、コンテンツもどういったコンセプトにするか考え始めたところだった。3月の大震災のあと、なんとか頑張って形にすることができ、感慨無量だ。

――入会キャンペーンの反応、対応端末の普及の具合はいかがでしょうか。

二木氏
 入会キャンペーンの反響は意外に大きく、3月30日時点で1万3000件ほどの契約申込がある。対応端末の普及台数は今のところまだはっきりわからないが、今日始まったばかりの放送でもあるので、本格的な普及はこれからだと考えている。

――目標の100万契約に向けてはどのような施策を?

二木氏
 今日のスタート時点で対応機種はまだ2機種だが、2012年度上期で残り5機種が発売され、計7機種で利用できるようになる。あとはとにかく面白い番組を用意したい。(ジャンルを絞った専用チャンネルではなく)総合編成という形で放送しているのも、数ある番組の中から1つか2つは自分に合った番組が見つかるはず、と考えてのこと。画質だけでなく音質もよいので、音楽番組は個人的にもおすすめしたい。

 あと、生放送番組「notty★LIVE」では、スマートフォンのカメラを使ってXiによる通信で中継したりするが、まれに途切れることがあるものの、基本的には安定して高品質な映像を送ることができる。エレベーターやクルマの中で途切れることもないので、そういった“生感”をうまく活かした番組作りができるのではないか。
二木氏 小牧氏

小牧氏
 実際に今日の番組の中継では、二木社長が自動車に乗っていても1回も途切れずに映像を送れた。中継車などもなく、Xiによる通信で中継できることはこれで実証できた。この途切れずに生の様子を伝えられるという魅力が、じわっと広がっていけばいいと思う。100万契約という目標に向かっては、1にも2にも良質なコンテンツだと思うが、そういった新しい番組はこれから少しずつ発表していきたいと思っているので、期待してほしい。


セレモニーの様子

 




(日沼諭史)

2012/4/2 11:31