gloops、ソーシャルゲーム「大召喚!! マジゲート」の発表会


さまぁ~ずと、gloopsの川方氏
大召喚!! マジゲート

 gloopsは、ソーシャルゲーム「大召喚!! マジゲート」の新テレビCMとカード販売について発表するとともに、同社の事業戦略について説明した。

 gloopsは、ソーシャルゲームの開発運営を行うソーシャルアプリケーションプロバイダ(SAP)。2009年3月、旧社名のグローバルメディアソリューション名義で自社のゲーム系SNS「REAL」で、RPG「渋谷クエスト」の配信を開始した。それをきっかけに、広告代理店事業からソーシャルゲーム事業へと軸足を移し、現在までにMobageやmixi、Facebookモバイルなどにゲームコンテンツを提供している。

 現在、一番人気の「大熱狂!! プロ野球カード」のほか、「大争奪!! レジェンドカード」、今回の「大召喚!! マジゲート」(Mobageで配信)など国内16タイトル、海外1タイトルを展開している。累計の登録者数は約1500万人で、中心のユーザー層は20~30代の男性という。

大召喚!! マジゲート カードコレクション

 また6月8日より、タカラトミーとともに「大召喚!! マジゲート」と連携するコレクションカード「大召喚!! マジゲート カードコレクション」を販売する。価格は1パック315円で、15歳以上のユーザーを対象としたものという。

 1パックに3枚のカードが入っており、裏面にはそれぞれシリアルコードが記載されている。このコードをゲーム上で入力すると、カードに描かれたキャラクターがゲーム中に登場(召喚)する。カードのコレクション性と、ゲームの中だけでは入手できないキャラクターの希少性を魅力にリアル店舗でも収益を上げていくとともに、プロモーション効果にも期待しているようだ。


  
 川方氏とタカラトミーの取締役 常務執行役員 眞下修氏

事業戦略説明

 4月16日、gloopsの代表取締役社長は、梶原吉広氏からソーシャルゲーム事業の本部長だった川方慎介氏に移った。梶原氏は代表取締役会長に就き、グループ全体と海外事業を統括し、新社長の川方氏が国内事業を取り仕切る。

 川方氏はgloopsの強みとして、「選択と集中」「データ分析」「徹底した情報共有」とキーワードを挙げたほか、マルチプラットフォーム展開や開発スピードの速さなどを挙げた。開発期間は約2カ月程度で、そのための人的なリソースがそろっているとアピールしていた。


  
  

 また、北米市場を視野に2011年から海外展開を開始した。米国とベトナムに拠点があり、シンガポールにも設置する予定という。海外向けには、iOSとAndroid OS、Mobageの海外向け基盤に対してゲームを提供していく計画だ。

 国内事業では、各ゲームのブランド認知度を強化していくとともに、野球応援プロジェクトを実施する。楽天イーグルスやオリックス・バファローズ、テキサス・レンジャースとスポンサーおよびパートナーシップ契約を結び、京セラドーム大阪での広告掲載などを展開する。

 gloopsによると、「大召喚!! マジゲート」は配信開始から7時間で登録数が10万人を突破し、現在85万人が登録している状況という。同社はソーシャルゲーム事業の売上げを非公開としており、勢いがどの程度の売上げに繋がっているのは不明だ。


  
  

  

テレビCM

 「大召喚!! マジゲート」の新テレビCMは、4月17日より全国一斉に放送される。gloopsでは、短期感に集中的にプロモーション展開することで、一気呵成に「大召喚!! マジゲート」の認知度を向上させていく方針で、3月末~5月上旬にかけて、テレビCMだけでなくラッピングバスや交通広告、車内広告、駅広告、屋外広告、ビルボードや屋外ビジョンなど、ユーザーのタッチポイントを拡大して訴求していく。

 発表会には、CMに出演するさまぁ~ずが登場し、会場を盛り上げた。さまぁ~ずの三村は「携帯でよく電話をするが、こう見えて44歳、なかなか難しい。人に全部やってもらったらすぐできる」などと話したほか、大竹は生まれたばかりの自身の子供について、「亀井静香と同じ顔をしているので、亀井ちゃんと呼んでいる」などと語った。


  
大召喚!! マジゲートでのキャラクター化を狙う三村考案の「ミムラー」こちらは大竹考案の「デカジャケット」。しかし名前を書き間違って「デカジャット」に

 




(津田 啓夢)

2012/4/16 17:51