スマホ向け「Ameba」を6月に刷新、ゲームAPIを開示


 サイバーエージェントは、無料のWebコミュニティサービス「Ameba」のスマートフォン向けサービスを6月上旬にリニューアルし、ソーシャルゲームプラットフォームとして、11社のゲームが提供されると発表した。FacebookやTwitterなど他のソーシャルサービスのアカウントで利用することもできる。

 今回の刷新では、ゲームAPIをオープン化することで、ゲーム開発企業11社にから21のソーシャルゲームが提供される。サイバーエージェント提供のコミュニティサービスに加えて、それらゲームコンテンツが拡充されることで、年内に1000万会員の獲得を目指す。サイバーエージェントでは、各サービスで構築されるソーシャルグラフ(友人同士の関係図)を集約し、“デカグラフ”構想として、会員獲得を図る。

 ゲームコンテンツは、、CROOZ、gloops、芸者東京エンターテインメント、CyberX、サムザップ、シーエー・モバイル、ジークレスト、ジー・モード、タイトーなど11社が提供し、「Ameba」向けのオリジナルタイトルも用意される。

 さらにGoogle、Twitter、Facebook、mixi、Yahoo! JAPANのアカウントと連携し、Amebaの会員登録をせずに、Amebaのコンテンツやゲームを利用できるようにする。ただしAmebaブログやアメーバピグは、Amebaの会員登録が必要になる。

 このほか、サイバーエージェント子会社のCygames(サイゲームズ)は、グローバル版の「Mobage」向けに提供するソーシャルカードゲーム「Rage of Bahamut」(日本版:神撃のバハムート)がGoogle PlayのAndroidアプリ売上ランキングにおいて、4月22日時点で米国1位になったと発表した。Cygamesの海外向けゲーム第1弾となる同作は、米国以外でも、スウェーデンで2位、カナダで6位、オランダで7位になったとのことで、欧米ユーザーにカードバトルシステムが受け入れられ、グラフィック面などが評価された、としている。

(関口 聖)

2012/4/25 18:17