東芝、有機ELやフルセグ対応Android 4.0タブレットなど発表


 東芝は、タブレット端末「レグザタブレット」シリーズとして、有機ELディスプレイモデルやフルセグ地上デジタルチューナー内蔵モデルなど、Android 4.0搭載の「AT570」「AT700」「AT500」「AT830」を5月18日より順次発売する。



 発表モデルは、7.7型有機ELディスプレイの「AT570」(64GB版/32GB)、テキサス・インスツルメンツ製「OMAP4430」プロセッサ搭載の「AT700」、10.1型IPS液晶の「AT500」(64GB版/32GB)、13.3型液晶にフルセグチューナー内蔵の「AT830」の4モデル6機種。いずれもAndroid 4.0を搭載する。

 映像処理技術「レゾリューションプラス」や、外光を検知して日差しの中でも見やすいように自動調整する「アダプティブ ディスプレイ」技術を採用する。音声関連では、音響処理技術で聞き取りやすい音を出力する「聴きとりやすさコントロール」、コンテンツ間の音量の差を自動調整する「Volume Equalizer」なども利用できる。

 このほか、電子書籍リーダー「BookPlace Reader EX」や、日本語入力システム「ATOK for Android」、写真を加工・共有できるアプリ「Skitch」、液晶テレビやレコーダーの「レグザ」シリーズと連携する機能が用意される。

 各モデルはオープンプライスとなるが、店頭価格は「AT570」の64GB版が6万1000円前後、32GB版が5万3000円前後、「AT700」が7万前後、「AT500」の64GB版が5万9000円前後、32GB版が5万1000円前後、「AT830」が8万円前後となる見込み。

AT570

 7.7インチ、1280×800ドット、ワイドWXGAサイズの有機ELディスプレイを搭載したモデル。5月26日発売予定。

 クロック周波数1.3GHz、NVIDIA製のクアッドコアプロセッサ「Tegra 3」を採用し、フラッシュメモリは記憶容量64GBと32GBの2タイプ、メモリ1GBとなる。有効画素数500万画素と200万画素の2つのカメラを搭載する。

 Wi-FiおよびBluetoothに対応し、3Gはサポートしていない。駆動時間は約10時間。大きさは204.5×135.2×7.9mmで、重さは約332g。

AT700

 10.1インチ、1280×800ドット、ワイドWXGAサイズのTFTカラーIPS液晶搭載モデル。5月18日発売予定。

 クロック周波数1.2GHz、テキサス・インスツルメンツ製プロセッサ「OMAP4430」を採用し、フラッシュメモリは記憶容量64GB、メモリ1GBとなる。有効画素数500万画素と200万画素の2つのカメラを搭載する。

 Wi-FiおよびBluetoothに対応し、3Gはサポートしていない。駆動時間は約7時間。大きさは256×176×7.7mmで、重さは約535g。

AT500

 10.1インチ、1280×800ドット、ワイドWXGAサイズのTFTカラーIPS液晶搭載モデル。5月26日発売予定。

 クロック周波数1.3GHz、NVIDIA製のクアッドコアプロセッサ「Tegra 3」を採用し、フラッシュメモリは記憶容量64GBと32GBの2タイプ、メモリ1GBとなる。有効画素数500万画素と200万画素の2つのカメラを搭載する。

 Wi-FiおよびBluetoothに対応し、3Gはサポートしていない。駆動時間は約10時間。大きさは260.6×178.9×9mmで、重さは約590g。

AT830

 13.3インチ、1600×900ドットのTFTカラーIPS液晶搭載モデル。5月18日発売予定。地上デジタル放送およびワンセグ放送対応のチューナーを内蔵し、ロッドアンテナなどを装備する。

 クロック周波数1.4GHz、NVIDIA製のクアッドコアプロセッサ「Tegra 3」を採用し、フラッシュメモリは記憶容量64GB、メモリ1GBとなる。有効画素数500万画素と200万画素の2つのカメラを搭載する。

 Wi-FiおよびBluetoothに対応し、3Gはサポートしていない。駆動時間は約13時間で、連続テレビ視聴時間は約5時間。大きさは343.8×211.3×9.9mmで、重さは約1kg。

 

(津田 啓夢)

2012/5/14 13:30