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使い勝手を刷新、FeliCaにも対応した「GALAXY S III SC-06D」


「GALAXY S III SC-06D」 Pebble Blue

 「GALAXY S III SC-06D」は、Xiやおサイフケータイなど最新機能に対応するサムスン製のスマートフォン。6〜7月に発売される。価格は、各種の割引を適用した実質負担額で1万円台半ばになる見込み。

 「GALAXY S III SC-06D」は、海外で5月3日に発表されたGALAXY Sシリーズ最新モデルのドコモ版。NEXTシリーズに位置付けられている。端末の特徴的な機能はそのままに日本市場向けの仕様にも対応している。外観のデザインは、アンテナなど一部を除けば、海外で発売されるモデルと共通。ボディカラーも同じものが採用される。外形寸法も同じで、カバーなどのアクセサリーは海外版と共通のものが利用できる見通し。

 大きな特徴は、操作方法やユーザーインターフェイス(UI)にさまざまな趣向が凝らされている点。サムスンによれば、今回の端末では「人との融合」といったテーマが掲げられており、自然石をイメージしたボディカラーをはじめ、バイブレーションや効果音などにも、利用する際の心地よさや便利さを追求したこだわりが見られる。各種のセンサーやカメラを利用した使い勝手の向上も、こうした大きなテーマに沿った取り組みだ。

 端末を耳元につければ発信する機能のほか、インカメラで瞳の動きを検知し、画面を見ている間はバックライトの消灯を防止したり、(ベッドなどで)横になった時に画面のローテーションを抑制したりといった、ちょっとした使い勝手を向上させる、さまざまな取り組みが行われている。

 具体的には、インカメラでユーザーの瞳の動きを検知し、画面を見ている最中にバックライトが消灯することを抑制する「スマートステイ」機能が搭載される。例えばバックライト消灯までの時間を15秒に設定していた場合、10秒程度が経過するとスマートステイ機能が作動し、1〜2秒程度の短い時間で瞳の動きをチェックする。この機能が作動している間は、画面最上部の通知エリアに瞳の形のアイコンが表示され、作動しているかどうかが分かるようになっている。

 傾きセンサーなどを駆使するUI「モーションUX」が進化。アドレス帳で電話帳データの詳細画面を表示している状態から、そのまま端末を耳元に持ってくると電話の発信を行う「ダイレクトコール」を新たに搭載。不在着信や未確認メッセージなどがある状態で、置いてある端末を手にするとブルッと振動する「スマートアラート」も新たに追加されている。

 このほか、電源ボタンの長押しで表示される、マナーモードや電源オフを選べるウィンドウには「再起動」が追加されるなど、細かな機能も追加されている。


「スマートステイ」機能が作動している様子。瞳のアイコンが表示されている 傾きセンサーやバイブレーションを駆使する「モーションUX」はさまざまな設定が用意されている

 

 動画関連の機能では、「ビデオポップアップ」機能を新たに搭載する。これは、端末に保存された動画もしくはワンセグの映像を視聴中に、動画を小画面として表示できるというもの。再生中の画面からアイコンをタップするだけで「ビデオポップアップ」に簡単に移行できるほか、小画面になった動画はタッチ操作で自由に画面内を移動できる。背景となっているメインの画面は、ホーム画面やメール、ブラウザなど通常の利用が可能。小画面をタップすると再び全画面の再生モードに戻ることができる。動画ではまた、フォルダの中でサムネイル表示を行うと、サムネイルのままそれぞれの動画がプレビュー再生される。

 通知LEDがディスプレイ側ボディの左上に搭載される。内部には赤、緑、青の3色のLEDが搭載されており、組み合わせることでさまざまな色を表現できる。ただし、ユーザー側で発光する色の変更はできない。輝度センサーは正確性が向上。気圧センサーも搭載されている。Wi-Fiディスプレイがサポートされており、対応するディスプレイに無線で画面を出力できる。


「ビデオポップアップ」では動画を小画面で表示、自由に移動できる 通知LEDを搭載

 

 日本市場向けの仕様として、GALAXY Sシリーズで初めておサイフケータイ(FeliCa)に対応。EdyやiDといったサービスを利用でき、端末発売当初からJR東日本のSuicaもサポートされる。一方、海外モデルが対応するNFCは搭載されないため、「S Beam」などNFC関連の機能は利用できない。

 ディスプレイは約4.8インチのHD(720×1280) SUPER AMOLED(有機EL)。ソフトウェアプラットフォームはAndroid 4.0。ホーム画面などのUIには、NTTドコモのUI「Palette UI」と、サムスン独自のUIを搭載。初期設定時にどちらかを選択するほか、後から変更も可能。

 Xi(下り75Mbps、上り25Mbps)、HSDPA(14Mbps)、HSUPA(5.7Mbps)、GSMに対応。おサイフケータイ、ワンセグ、Wi-Fi(11nのHT40対応)、テザリング(Wi-Fiは10台)、エリアメールを利用できる。NOTTV、防水、赤外線通信、おくだけ充電は非対応。

 CPUは「MSM8960」で1.5GHz駆動のデュアルコア。

 サムスンが海外で発表した「GALAXY S III」には、サムスン独自開発のクアッドコアCPUを搭載したW-CDMA版と、クアルコムのデュアルコアCPUを搭載するLTE版の、大きく分けて2種類が存在する。サムスンによれば、W-CDMA版は欧州などで、LTE版は日本と北米で展開される予定。なお、韓国のみクアッドコアCPUにLTEモデムを搭載したモデルも投入される予定という。

 LTE版でクアルコムのCPUが採用されたのは、CPUとセットになっているLTEモデムによるところが大きい。モデム開発には多大なノウハウが必要とされ、実績のあるクアルコムのLTEモデムを採用したモデルが、日本と北米に投入されることになった。

 ROMは32GB、RAMは2GB。miniUIMカードに対応する。カメラは800万画素、インカメラは190万画素。メインカメラ、インカメラともにサムスン製端末では初となる裏面照射型CMOSセンサーを採用し、顔認識機能や高速起動、連写機能など機能を向上。インカメラでもHD動画の撮影が可能になっている。

 GPS、Bluetooth 4.0、DLNA(DTCP-IP非対応)、スマートフォンあんしん遠隔サポートを利用できる。7月下旬予定のspモードメールアプリのバージョンアップにより、デコメ絵文字pop、デコメピクチャpopに対応する。

 GALAXY Sシリーズとして初めてmicroSDXCカードをサポート。64GBのmicroSDXCカードを利用できる。なお、microSDXCカードは規格上2TBまでの容量が規定されている。

 バッテリー容量は2100mAh。充電時に入力できる電流は1A。3G通信時の連続通話時間は約500分、待受時間は約400時間、LTEは約300時間。大きさは約137×71×9mmで、重さは約139g。ボディカラーはPebble Blue、Marble Whiteの2色。


Marble White

 

 




(太田 亮三)

2012/5/16 11:25