電通調査、タブレット・スマホユーザーは通販の利用も活発


 電通は、スマートフォン、タブレット端末、パソコンの3種類に関する利用実態調査を行った。15~59歳の男女7069人を対象に調査が行われた。

 調査結果では、パソコンの普及率は91%で、スマートフォンが29%、タブレットが7%になった。スマートフォンの利用者、あるいはタブレットの利用者は、3種類のうち他の端末いずれかとセットで利用している割合が9割以上になるなど、単独利用より併用が一般的な結果になった。

 音楽を聞く際に利用する機器は、パソコンが63%でトップとなり、スマートフォンは31%、ポータブルプレーヤーが15%で、ステレオは6%にとどまった。また、パソコンにCDなどから音楽を取り込むユーザーは70%に上った。

 満足度の面では、スマートフォン、タブレットともに満足度が高い傾向で、スマートフォンユーザーの79%が、買い替えるなら次もスマートフォンにすると回答。タブレットについては「使ってみないと良さが分からない」とユーザーには評価が高い傾向になった。

 スマートフォン、タブレットを使ったコンテンツやネットショッピングの利用は活発な傾向にあり、通信料以外に支払う額は平均で月6600円になった。このうち、ネットショッピングで支払う額が5070円と突出し、ネットショッピングの利用手段として広がっている様子が窺える。また、タブレットではさらに金額が増加し、月の平均が1万1780円となった。

 購入している物は本や洋服、雑貨とさまざまだが、タブレットでは比較的食品や飲料などの購入率が高くなっている。また、コンテンツの利用では、タブレットユーザーは楽曲、動画の利用が活発な傾向がみられた。

 

(太田 亮三)

2012/5/21 19:45