8色展開でコンパクトボディの「PANTONE 5 107SH」


 「PANTONE 5 107SH」は、PANTONEカラーで8色のカラーバリエーションを揃えたシャープ製のスマートフォン。7月中旬以降に発売される。

「PANTONE 5 107SH」

 これまでフィーチャーフォンで展開されてきた「PANTONEケータイ」をスマートフォンとしたモデル。PANTONEカラーによる8色のカラーバリエーションのほか、コンパクトなボディも特徴。ホームUIにはシャープ製の「Feel UX」を搭載。PANTONEカラーをテーマにしたライブ壁紙やウィジェットなどのコンテンツが用意されている。

 シリコン半導体を使用した放射線測定機能を世界で初めて搭載したスマートフォンとなり、セシウム137から出るガンマ線の空間線量を0.05~9.99μSv/h(毎時マイクロシーベルト)の範囲で測定可能。画面右下の専用のハードキーを長押しすることで簡単に測定できるのが特徴。約2分間の測定時間で空間線量を測定でき、GPSで取得された位置情報をもとに履歴を地図上に表示させることもできる。線量は数値のほか、青色からオレンジ色へ変わっていくバーでも表示され、バーの色は文部科学省の「放射線量等分布マップ」と同じ色が使われている。

 その場でアプリを起動して測定するモードのほか、10分間隔で常時測定するモードも備え、ロック画面で線量の数値を確認できる。常時測定では位置情報の取得は行われず、常時測定を行わないときと比べて、バッテリーの消耗は約6%増に抑えられるとのこと。測定した空間線量をメール送信したり、SNSに投稿するといった機能は備えておらず、あくまでスタンドアロンで放射線を測定する機能となる。

 防水・防塵に対応しながらもボディはコンパクトで、女性の小さな手にもおさまるサイズとなっている。放射線測定機能も備えていることから、小さな子どもを持つ30代の女性がメインターゲット。そのほか、幅広い年齢層をターゲットとしている。

 ディスプレイは約3.7インチ、FWVGA(854×480ドット)、最大1677万色表示のモバイルASV液晶。メインカメラは約490万画素CMOS、インカメラは約30万画素CMOS。CPUはクアルコム製で1.4GHz駆動(シングルコア)。RAMは1GB、ROMは4GB。防水・防塵性能を備え、ワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信、緊急速報メール、Bluetooth 3.0、DLNAに対応する。無線LANはIEEE 802.11b/g/nに対応。

 ソフトウェアプラットフォームはAndroid 4.0。3Gは900MHz帯(プラチナバンド)にも対応する。通信速度は下り最大14Mbpsの3Gハイスピード。バッテリー容量は1460mAh。

 大きさは約58×115×12mmで、重さは未定。連続通話時間・連続待受時間についても現段階で未定としている。ボディカラーはローマンブラック、ローマンホワイト、ローマンピンク、ローマンビビッドピンク、ローマンパープル、ローマンブルー、ローマンイエロー、ローマンオレンジ。


ローマンブラック
ローマンホワイト
ローマンピンク
ローマンビビッドピンク
ローマンパープル
ローマンブルー
ローマンイエロー
ローマンオレンジ

 




(太田 亮三/鈴木友博)

2012/5/29 11:58