緊急速報メール、900MHz帯対応「AQUOS PHONE 102SH II」


 「AQUOS PHONE 102SH II」は、シャープ製Android 2.3搭載スマートフォン。昨年12月に発売された「102SH」をベースにした機種で、新たに緊急速報メール、900MHz帯に対応している。7月上旬以降に発売される予定。

 「AQUOS PHONE 102SH II」は、4.5インチ、720×1280ドット、1677万色表示のNewモバイルASV液晶ディスプレイを搭載するAndroidスマートフォン。冬のハイエンドモデル「102SH」とほぼ同等のスペックで、900MHz帯と緊急速報メールへの対応以外では、ハードウェア仕様に変更はない。ULTRA SPEEDの通信速度も下り最大21Mbpsまで。ただし、カラーバリエーションについては一新されている。

 OSはAndroid 2.3を採用、今夏以降、Android 4.0へのアップデートが予定されている。なお「102SH」もAndroid 4.0アップデートが実施される予定だが、これを適用しても900MHz帯対応にはならない。

 「102SH」と比べ、新たな機能として緊急速報メールに対応する。「102SH」では緊急地震速報が利用できたが、今回、緊急速報メールに対応したことで津波警報、国や自治体の緊急避難情報も利用できるようになった。さらにソフトバンクモバイルが“プラチナバンド”と呼ぶ、900MHz帯での通信も可能となっている。

 防水・防塵、ワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信といった機能を備える。1GHz駆動のデュアルコアプロセッサ「OMAP4430」を搭載し、内蔵ストレージ(ROM)は4GB、メモリ(RAM)は1GB。microSDHCメモリーカードも使用できる(最大32GBまで)。

 カメラは1210万画素CMOSタイプで、HDサイズで30fps動画も撮影できる。自分撮り用サブカメラは30万画素CMOS。このほか、下り最大21Mbps、上り最大5.7MbpsのULTRA SPEED(HDPA+方式)に対応する。Wi-Fi(IEEE 802.11b/g/n)、Bluetooth 3.0もサポートする。

 大きさは65×128×9.8mmで、重さは約137g(暫定値)。3Gでの連続通話時間は約450分、連続待受時間は約420時間。ボディカラーはクラッシーブラック、シルバー、ピンクの3色。

 




(関口 聖/森田 秀一)

2012/5/29 12:07