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PHS×3GのAndroidスマートフォン「DIGNO DUAL」


 「DIGNO DUAL」(型番:WX04K)は、京セラ製のAndroid 2.3搭載スマートフォン。ウィルコムの新機種として、PHS、ソフトバンクモバイルの3Gネットワークに対応した機種となる。「DIGNO DUAL」向けの専用料金プランも用意される。6月下旬発売予定。

 ウィルコムでは昨秋の新機種発表会において、PHSと3Gに対応したスマートフォンの投入を予告。その機種が夏モデルとして発表された。特徴となるのはPHSと3Gに対応したこと。ウィルコムがソフトバンクモバイルから3Gネットワークを借り受け、MVNOとしてサービスを提供する。これにより、ウィルコムの通話定額オプション「だれとでも定額」が利用でき、さらに3Gでの通信(HSPA+対応、下り最大21Mbps)も可能になった。

 商品のコンセプトとして「通話はPHS、データ通信は3G」と想定されている。ただ、PHSと3G、両方の電話番号が割り当てられ、それぞれのネットワークに対して同時に待受ができ、どちらのネットワーク経由でも通話できる。3Gでの通話は、後述する専用プランの設定により通話料がかかる。ただしデータ通信に関しては、3Gのみとなり、仮にソフトバンクのエリア外ながらウィルコムのエリア、という場所では、通話は可能だがパケット通信はできない、ということになる。そのため、たとえば緊急地震速報はソフトバンクモバイルのネットワーク経由で受信し、大規模災害時の災害用伝言板もウィルコムではなくソフトバンク運営のサービスへ接続することになる。

 4インチ、ワイドVGAサイズの液晶ディスプレイや約500万画素カメラを装備する。1.2GHz駆動のデュアルコアCPU、2GBのストレージ(ROM)、1GBのメモリ(RAM)を搭載する。バッテリーは1500mAh。防水(IPX5/IPX7)、ワンセグ、ハイビジョン動画撮影、Wi-Fi(IEEE802.11 b/g/n)、Bluetooth 2.1をサポート。GSMも対応し、海外で利用することもできる。おサイフケータイは非対応となる。

 Android 2.3搭載で、時期は未定ながら、Android 4.0へバージョンアップする予定。

 大きさは約130×64×10.7mmで、重さは約148g。ボディカラーはホワイト、ブラック、ピンク、グリーンの4色。連続通話時間は、PHSで約11時間、3Gで約7時間。待受時間はデュアル待受となり、約390時間。

専用プラン「ウィルコムプランD」

 「DIGNO DUAL」専用プランとして提供される「ウィルコムプランD」は、月額6755円となる。契約期間は3年間。

 その内訳は、基本使用料が月額980円、WEB接続料が315円、3Gパケット定額が5460円となる。また、発売を記念し、オプションサービスの「だれとでも定額」が0円で利用できる。同キャンペーンの終了時期は未定。

 通話料は、PHS同士の通話は無料で、PHS以外、あるいは3Gでの通話は30秒21円となる。「だれとでも定額」を契約していれば、PHSで発信すると、相手が誰であっても通話料は発生しない。ただし「だれとでも定額」では、通話が1回あたり10分、月間500回までとなる。また「だれとでも定額」を契約していても、3Gでの通話は30秒21円となる。

 メールはMMSが無料で、SMSはウィルコムの3G、ソフトバンクモバイル宛は無料となる。他の携帯電話宛は1通3.15円。なお、メールアドレスは従来の「pdx.ne.jp」が利用できなくなり、新たに「@wcm.ne.jp」というドメインになる。既存ユーザーの「pdx.ne.jp」からの転送は可能だが、Webメールなどそのメールボックスへアクセスする手段は用意されない。

 担当者によれば、メールアドレスが新たなドメインになるのは、データ通信がソフトバンクモバイルのネットワークで通信を行う仕様が影響しているとのこと。ソフトバンク網経由で、ウィルコムのネットワークにある「pdx.ne.jp」を利用できるかどうか、検討は行われたが、うまくいかず、新たなドメインを立ち上げて「DIGNO DUAL」のユーザー向けに提供することになった。データ通信が3Gのみ、となった理由については、「DIGNO DUAL」の開発において、PHSと3Gの役割分担をはっきりさせ、割り切って開発することになったためだという。

 PHSと3Gに対して番号が割り当てられるが、ユーザーが負担するユニバーサルサービス料は1回線分になるとのこと。




(関口 聖)

2012/5/29 12:41