ソニー、Xperia向け電子書籍アプリ「Reader for Xperia」配信

　ソニーマーケティングは、Android 2.3以上のXperiaシリーズに対応する電子書籍リーダーアプリ「Reader for Xperia」を6月末にも提供する。アプリは「Google Play」からダウンロードできる。

　専用電子書籍端末「Sony Reader」およびタブレット端末「Sony Tablet向けの電子書籍配信ストア「Reader Store」を展開するソニーは、Xperia向けに同ストアの提供を開始する。さらに今秋には、Xperia以外のAndroid端末へも対応を拡大する計画だ。

　Xperia向けアプリは、配信時点でコミックと書籍に対応した電子書籍リーダーアプリ。しおり機能やハイライト表示機能などに対応する。表示フォントは筑紫明朝体を採用する。NTTドコモから発売予定の「Xperia GX SO-04D」と「Xperia SX SO-05D」にはアプリがプリセットされる。

　「Reader Store」は、スマートフォンに最適化されたインターフェイスで表示される。コンテンツ購入には専用端末およびタブレット版と同様にIDが必要。スマートフォン版「Reader Store」には「ライトノベル」の枠が用意される。なお、配信時点では雑誌は購読できない（検証中）。決済はクレジット決済およびソニーポイントをサポートし、キャリア決済には非対応（対応検討中）。

　ソニーでは、2012年4月より、複数部門にまたがっていた電子書籍のハードウェアおよび「Reader Store」事業を統括するデジタルリーディング部を新設し、本格的に電子書籍事業に乗り出す。ハードウェアとサービスの連携を重視し、今後登場するソニー製品との連携なども視野に、まずはXperia版を提供する。また、ソーシャルサービスとの連携についても今夏、動きがありそうだ。

■Xperiaの先行展示

　このほか、銀座のソニービル8階の「コミュニケーションゾーン OPUS」では、6月11日～17日にかけて夏モデルのXperiaの先行展示イベントが開催されている。タッチ＆トライコーナーが用意され、使用感が確かめられるほか、ソニーグループのさまざまなサービスとの連携や、周辺アクセサリーなども紹介されている。

Xperia GX	Xperia SX