au損保、「スマートサイクリングプロジェクト」開始


 au損害保険は、自転車関連の企業や協会の協力を受けて、「スマートサイクリングプロジェクト」のキックオフイベントを開催した。

 登壇したau損保の専務取締役の柳保幸氏は、自転車保険の認知度について53%と説明した。また、自転車協会の高橋謙氏は、自転車の安全安心の取り組みについて語り、「日本の製品にはJIS規格はあるものの、自転車にはJIS規格がなくてもおとがめがない。非常に残念」などと述べ、協会として安全規格などを提案していることを紹介した。

 このほか、ナビタイムジャパンの代表取締役社長 大西啓介氏は、自転車向けの「自転車NAVITIME」について紹介。ワイズロード環八・R1号店店長の大野茂一郎氏は、老舗のスポーツ自転車販売店として安全走行などへのアドバイスなどを行った。

 第2部には、益子直美と片山右京が登場し、トークセッションが行われた。話題の中心は、自転車協会のサイクルイベント「CYCLE AID JAPAN 2012」で、益子は結婚した夫がロードレーサーということもあり、自転車に夢中になっているという。「引退して20年、現役時代のケガのせいで身体への振動がつらくてジョギングさえも難しかったが、自転車は振動が少なく、引退後にはじめて楽しめるスポーツに出会った」などと話した。

 奈良県の仕事が終わって、21時間かけて東京に戻ってくるほど自転車好きの片山は、「今朝も100km走ってきた」などと気軽に話していた。イベントでは、自転車に関する事故の構成比について紹介され、自損事故が46%、対自転車23%、対自動車27%、対人4%とされた。片山は、自身の経験から「F1や自転車レースよりも、普段の自転車に乗るのが怖い」と語り、突発的な出来事の多い自転車について、「危険性を理解してリスクを知るべきだ」と話した。

 また益子は、「自分の力で遠くまで行けて、ダイエットもできる。休みがあればどこに行くか計画している」など語った。片山は、「auはビジネスが甘い、自転車の人はすぐ転ぶからどんどんお金を払わないと」と笑いを誘っていた。

 このほかau損保では、6月13日~8月31日にかけて、夏のスマートサイクリングキャンペーンと題して、電動自転車などをプレゼントするキャンペーンなどを展開する。

 




(津田 啓夢)

2012/6/13 20:42