シャープの「GALAPAGOS」2機種、27日よりAndroid 4.0に


 シャープは、Androidタブレット「GALAPAGOS」のうち2機種について、6月27日よりAndroid 4.0にバージョンアップするアップデータの提供を開始する。対象機種は、WiMAX内蔵モデルの「EB-A71GJ-B」、法人向けの「EB-W700G」となる。

 同社では4月、「GALAPAGOS」の一部機種をAndroid 4.0にバージョンアップさせると発表。その案内通り、6月27日よりアップデータが提供されることになった。Android 4.0になることで、ロック画面から直接カメラアプリを直接起動できるほか、ロック画面の通知表示から各アプリを起動できるようになる。カメラアプリでは、パノラマの静止画を撮影できるようになり、顔を変形させる動画を撮影できるようになる。

 このほか、ホーム画面上のアイコンを重ね合わせるだけでフォルダが作れるようになったり、マルチタスクで選べるアプリを一覧から右へスライドさせると削除したりできる。ブラウザでは、オフラインで読めるようページを保存する機能、パソコン向けページをリクエストする機能が追加される。またスクリーンショットも撮影できる。microSDカード内のファイルへ直接アクセスできるようになり、従来用意されていたファイルブラウザが廃止される。

 シャープ製スマートフォンに搭載される「Smart Familink」が新たに搭載される。これにより、シャープ製テレビ「AQUOS」と連携し、タブレット内の動画や写真をテレビで視聴したり、タブレットで閲覧しているWebサイトのURLをテレビに送信してテレビ側でWebブラウジングの続きを行ったりできる。またNAS(ネットワークストレージ)内の写真や動画、音楽をタブレットで楽しむこともできる。ただし、スマートフォンでは、タブレットへのメール着信をテレビで確認する機能、AQUOSブルーレイで録画した番組などをタブレットで再生したり、AQUOSで視聴したりする機能が利用できるものの「GALAPAGOS」では利用できない。

 同じくシャープ製のタブレットである、イー・モバイルの「GALAPAGOS(A01SH)」について、イー・モバイルでは、6月下旬にAndroid 4.0へのアップデータが提供される予定と説明。具体的な日程はまだ明らかにされていない。




(関口 聖)

2012/6/15 13:08